ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

雨と暑さが来る前に

 

左足ふくらはぎの痛みが、もう五十日以上経つのに、毎日そっと動いているのに、毎日湿布薬を貼っているのに、全く良くならない。
運動不足は明らかで、ずっと止まっていた体重増加が再開したのが切実に感じられる...毎日五千歩は歩くようにしていたのに、普通に歩いているとすぐにふくらはぎの一番太い部分が痛み始め、さらに歩いていると膝裏の筋肉の付け根まで痛み出す、この怪我のせいだ。

それをこらえて歩いていると、右足まで痛くなってくる。
医者にもらった湿布薬は全く全然効かないし、歩くにしても(ビッコノヒトノように)大きく体を揺さぶっって歩かなければ長い距離を歩けない。
が、動いて無理して痛くなっても、安静にしたままと回復する時間は大して変わらないことに気がついた。
ならば、もう安静はやめて「動いて治す」だ。

...あるいは、ジジーの体ってのはこういう風に壊れていくのかも知れないな。
安静にしてても、動いても。

この前の旅ゴルフでは、「極力カート道のそばに打つ」「少しの距離でもカートを使う」「足を踏ん張るようなショットはしない」...で、なんとかラウンドは出来た。
勿論飛距離は落ちるしミスも増えるけど、無理をせずに頭を使えば結構いいスコアでも回れそうな手応えもあった。

六月になれば梅雨に入り、雨の日が多くなると同時に「梅雨の晴れ間」の気温が急上昇してくる。
コースがそのまま病院に直結する、ゴルフなんてトンデモない「無敵の夏」がもう直ぐ側にいる。
この季節には俺たちジジーの生き延びる場所は無い。

焦る焦る...あと何ラウンド、今年の前半シーズンにできるんだ...俺の残り少ない(はずの)ゴルフ人生のラウンド。
10日間天気予報で雨予報の日を避け、2サム割り増しのあるコースを除外し、以前だったら見向きもしなかったようなコースの「良い評判」や「クチコミ情報」を探す。
俺の中の昔からあった「良いコースの条件」を、全く綺麗に消去して「ヒッコリーゴルフで楽しめる」コースを探す。
あるもんだ...以前は「狭い」だの「短い」だの「トリッキー」だの生意気な能書き言って、無知な常識に曇り切っていた俺の目を吹き晴らす、地味ながら深い美しさや面白さを持つ「大人の遊園地」のようなコースが。


ヒッコリーゴルフを始めなければ、俺はきっと今だに「チャンピオンコースこそ一流の素晴らしいコース」なんて世迷言を言い続けていたろう。

「ゴルフの面白さは、それだけじゃない」ってことに、ヒッコリーゴルフのおかげで気がついた俺はラッキーだった。

さあ、今週も雨の合間を狙って、ゴルフ人生残りラウンドを楽しみに行く。