ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

なんでもないような、旅の時間・・・

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17日が下の娘の誕生日。

もう2年もコロナ騒ぎの中で働き続け、逆の気晴らしの遠出には一切行けず、ストレスが限界近くまで溜まっている...そんな中でやっと取れた「夏休み」がこの連休なんだとか。

彼女の希望で、(流石に遠くの有名観光地まで行くのはやめて)あまり人が集まらないはずの「それなりに自然の多い場所」へのドライブに出かけた。
ちょうど休日で時間が取れた上の娘も「私も行きたい」というので、本当に久しぶりの家族4人での「車中泊つき家族旅行」となった。

混雑が予想される道路は一切避けて、裏道から裏道への一般道遠回りドライブ。
「観光名所」は一切避けて、名も知らぬ公園や見晴らしのいい無名の公園を巡る旅。

ただ計算違いは、「こんな道でも?!」のバイクの多さ。
女性ゆえの「トイレの綺麗な休憩所」として、それほど人気のない「道の駅」に何度も立ち寄ったのだが...自家用車は多くなくても、バイクツーリングの人たちの数の多さには驚いた。

そんな場所を早々に逃げて、写真のような「バイクの人達でさえいない」地味で静かな公園でゆっくりする。

それは、別にポーズをつけるわけでも、Vサインでニッコリする写真の様でもない、てんでんバラバラに景色を見てその空気を吸う時間。
そんな時の母親と娘二人の様子は、3姉妹のように仲が良い。


思えば、下の娘は歩き始める前から「毎年夏の海の居続けキャンプ」で遊び続けた記憶を持つ。
姉妹とも、小学校・中学校・高校・大学、そして社会人になってまで、親と一緒のこうした遊びを続けて来た。
周りの俺の仲間からは「なんでお前んところは子供が親と一緒の遊びについて来るんだ?」「それも娘が一緒なんて、なんで?」
「うちなんか、小学校高学年で『私、友達と遊んでるから』なんて言って、親と一緒になんか絶対に来なくなったぞ」
「うちなんか『小遣いくれたら行ってやっても良いよ』だぞ?」
なんて言われて、不思議がられたものだった。

時は流れて、そんな娘も40になったのに結婚する兆しもない。
親の欲目じゃ、二人とも普通以上の容姿だと思うし、性格もまともで優しいと思うんだけど...どこの誰かがカッコイイとか、あの男性が素敵だとかいう会話はついぞ聞いたことが無い。
俺なんかが想像するに、普通は中学高校くらいからは女学生にはそんな会話が当たり前だと思っていたんだが。

「どんな男を連れてくるのか楽しみ・楽しみ」という、俺の悪趣味が邪魔になるのはわかるんだが、奥さんに「みんなあなたが悪いのよ」なんても言われるのは納得できない。

...一体、俺が何をしたって言うんだ?

うちの奥さん曰く「あなたみたいに面倒くさい男を小さい頃から見ていると、結婚する気が無くなるのよ」...だって。
娘も昔やっていた自分のブログで「私はファザコンだ」なんて書いていたし、みんな俺が悪いんだって責められる(この「ファザコン」は男と付き合うのがめんどくさくなるって意味らしい)。


てなわけで、二人揃って独身で男の噂も無く、その代わりに母親と仲良く付き合っている。
俺とは別に仲が特別良いわけでもなく、会えば喧嘩も多い...その結果は俺が全部悪者扱いだし、3対1で口喧嘩じゃ絶対に劣勢だし、車の運転にも文句を言われっぱなしだし...
  
どこかに俺の娘達と仲良くやって行ける男はいないものか、勝手に2名募集中。
(娘は二人とも身長は165センチ以上、真面目、読書好きの運動好きの2次元好きの猫好き。容姿は悪く無いと思うが、本当に優しいかどうかは多分男次第。)

 


...ただし、金は無いし、不整脈持ちで、酒好きで、悪趣味な父親がついて来る。