ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

11月1日だって

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今日から11月、この月の俺の誕生日を過ぎれば俺は確実に俺の親父より長く生きたことになる。
そんなことに特別な意味は無いんだけれど、この11月を過ぎる事がなんだか俺の最近の目標になっていた。

俺はそういう年齢になったんだ...鏡を見ればそこにいるのは爺さんなのに、鏡がないと俺は30歳の頃から変わらないとしか思えない。
精神の進化・深化は全く無いのに、時間だけが勝手に過ぎて行って、置いてけぼりを食らった俺は鏡に映ったジジーの姿で途方に暮れる。

そんな気分の11月に俺は大きくペースを変えることにした。
そのきっかけは10日に予定していた漫画家コンペへの不参加。
このコンペには楽しいメンバーが多く、うちの奥さんの病気のために今回が久しぶりの参加となるはずだったが、そこにあのバレンタインカップで絶交した主催者の漫画家も参加すると言うので、トラブルを避けて不参加を連絡した。
俺はこの男にバレンタインカップ創設の折に誘われて1回目からのメンバーとなったのだが、奴にとって漫画家ではない俺は「ただの部外者の参加」扱いだったようで、仲間とか友達だと思っていた俺は2度もこの男に本当に不愉快な目に遭わされてその会を辞めた。
こいつとの今後の付き合いは一切お断り、と電話番号もアドレスも破棄した後で、その会は今年解散したと聞いた。
今回参加しようと思っていたコンペは、もっと若い世代の漫画家のコンペだったのだが...まさか、この男も参加して来るとは思わなかった。
この男が参加する限り俺が参加する事は無いので、この会の行事に今後参加するのは難しいかもしれない。

で、空いたスケジュールを見て考えた。
もう、俺に残された時間は少ないのだ。
楽しくワイワイと遊ぶならネットで知り合った楽しいゴルフ仲間が少なからず居る...いずれの方々も俺より10歳以上年下というのが寂しいが、ゴルファーとしての魅力は誰にも引けを取らない方々だし魅力的な女性も多い。
しかし、ラウンド時期はそれぞれ事情があって不定期なので、スケジュールはいつも突然なのが残念なところ。

ならば...やっぱり「一人参加可能」なオープンコンペしかない。
食べ物が賞品のオープンコンペなら、うまくいけばお土産も楽しめるし。
残念ながら現在は新型肺炎の影響で18ホールのフルコンペは全く無く、9ホールのハーフコンペばかり...賞品も質素になりがちではあるが、天気を見てからヒッコリーゴルフを楽しむには十分なだけ毎日どこかで開催されている。
なまじ真剣・厳格・真面目な競技ではないおかげで、100年前のヒッコリーシャフトのクラブに50年前の腐った糸巻きボールを使っても、ルールに適合するかどうかなんていう五月蝿く面倒臭いやつはいない。
ゴルフが好きなことは共通していて、それなりに魅力的な同年代のゴルファーも多いので、謙虚にルールを守っていれば問題無い。

というわけで、今日一気に11月一杯のオープンコンペに週一ペースでの参加を決めた。
千葉県で2件、茨城で1件、栃木で1件だ。
プラスして栃木でもう1ラウンドあるかもしれない。

...「今日は都合が悪いからまた明日」という「明日の日」は、俺たちにはもう来ないかもしれない。
いつ倒れるか、いつゴルフが出来なくなるか...次のゴルフが「俺の人生最後のゴルフ」になるかわからない年齢なのだ。
楽しめるうちに楽しもう。
つまらないクソみたいなゴルファーに無理に付き合うよりも、俺は一人でコンペに参加して俺のヒッコリー変態ゴルフをもっともっと楽しみたい。

集めたヒッコリークラブが全部壊れるまで。
集めた糸巻きボールが全部なくなるまで。
俺の体がゴルフを楽しいと感じる限り、ボールを引っ叩ける限り...