ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

大原御宿GCは晴れていたのに寒かった..

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前回のコースが「狭くて急傾斜でトリッキー」と言う事で、(俺は楽しかったんだけど)大不満だった奥様の希望で今回奥様一番のお気に入りコース「大原御宿GC」に20・21日と行ってきた。

 

天気予報で晴れの日が確定してからの予約なので、21日の7時半前の早いスタート時間しか取れなかったが、大原御宿は昔から知られた「避寒用コース」なので心配はしていなかった。

かなり家からは距離があるので当然車中泊だが、館山から鴨川・御宿周辺は俺のお気に入りの場所なので前日の午前中に家を出てドライブを楽しむ。

 

三十年前にキャンピングカーにする前のランクル・サファリの時代から、この辺には良くドライブに来た。

初代キャンピングカーになった1992年頃から10年くらい前までも、必ず月に2回以上ドライブに来ていた...単純に計算してみると1年に24回以上、10年で240回以上・20年じゃ480回以上...1992年頃から2010年くらいまでに500回くらいは車で来ていた訳だ。

出来れば生きているうちに、鴨川から御宿あたりに住みたいとも思っていたっけ...

 

そんなところにある大原御宿GCは、以前は「遠いのに平日でも高い」というコースで俺たちがプレーするには敷居が高かった(井上誠一の設計した名コースという評判であっても)。

それが今では平日なら二人で15000円でお釣りがくる値段でプレー出来る...ゴルフに関係する世界が右肩下がりになっている今の世の中での、有り難い恩恵だ。

 

ところが。

この21日の大原御宿は「晴れているのに物凄く寒い」と感じる1日になった。

「晴れ時々曇り」の天気予報の通り、雲はあっても気持ちの良い青空が広がる時間が多く、紅葉は綺麗じゃないものの空気はスッキリと澄んで、コースの景色は奥様が喜ぶほどに「広くて」美しい。

ただ、いつもと逆に感じる「北風」が肌を突き刺すように冷たい。

それほど強い風ではないが、まるで冷蔵庫を開けた時のような「氷混じりの風」と感じる程の冷風。

時折晴れて日が射すと、急に周りが燃え上がるように暖かく感じるが、太陽が雲に隠れた途端に「冷凍庫の中」状態になる。

指がかじかみ、ボールをうまく持てなくなる。

体が凍りついたようになり、肩が回らず腕が振れない。

 

ミーアキャットが太陽に向かって立ち上がり、両手を開いて体をなるべく温めようとしている気持ちがよくわかる。

ティグランドで待つ時だって、日向で待っていないと体が寒くて増え出す(ついこの前まで、太陽から逃げて日陰ばかり探していたのに、今は日陰を避けて日向ばかりに居たがるなんて...)。

...慌ててバッグのポケットに「インスタントカイロ」が無かったか必死で探す。

上に着られるものがあれば、それを重ね着する。

 

「広くて綺麗でお気に入り」のコースで前回縮んだ腕を伸ばすつもりだったうちの奥様は、今回は寒さで腕が縮んでしまって「ショボイ当たり」のオンパレード。

「ま、そんなもんだよ人生は」...ゴルフってのは実に皮肉な大人の遊びで、期待する程裏目に出るし、気合いを入れる程空回りする。

苦労を重ねた大人だからこそ、そんなゴルフの失敗を人生に例えて笑えるもんだ。

 

...結局一発も当たらなかったのに「やっぱりここは気持ちいい」なんて、うちの奥様も大人になった(笑)。

俺は俺で、このコースじゃあ(広いので)ボールを一発も無くさなかったのに、パットが崩壊してしまい...上がればやっぱりの44・48。

博士に作ってもらったスーパーウルトラ8番ウッドが、やっと使えるようになったのが最大の収穫。

キャリ−150y・ラン殆ど無しのショットが狙え、インテンショナル転がしにも役に立つ...ただインテンショナル曲がりの計算はまだ出来ず...フックかけると曲がりすぎるのが難しい。

 

ラウンド前日の20日の九十九里や御宿・鴨川の海は、夏の「輝く青」とはまた違った秋の「深い青」で、本当に綺麗なものだった。

鴨川で寿司を食べ(回らない回転寿司ね)、大山の千枚田のイルミネーションを見て「道の駅大多喜」で車中泊...旅ゴルフはやっぱり面白い。