ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2019年、夏・雑感

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雨の7月が終わって、8月は予報通りのクソ暑い夏になった。

日差しの強いのは夏なんだからまだ許せるが、湿気に満ちた風のない熱帯夜が続くのが堪らない。

そのせいか(多分寝ている間に軽い熱中症になってるんじゃないか?)手術で直ったはずの不整脈が最近度々顔を出す。

 

全英女子オープンの渋野の優勝で、俺の心にもわずかに涼風が吹いたが...そんな気持ちはドアを開けて一歩外に出ただけで綺麗に燃え尽きてしまう。

6月末に小名浜に旅ゴルフに行って以来、全くクラブを振っていない。

以前は8月後半には漫画家コンペを軽井沢で一泊2日宴会つきでやっていたのだが、みんなそういう元気が無くなってやらなくなった。

で、次の予定はその代わりの9月9日の漫画家コンペだ。

その前に高原ゴルフに一度行きたいが...行けるかどうか。

 

世の中、暑いのにいろいろ起きている。

その中で人間の品性・知性を考えさせる事が二つ。

 

人の知性というもので、一番低いのがツイッター「バカッター(バカ発見器)」でよく見られる「刺激に対する触覚反射」レベルの人間。

(バカッターでの高学歴や上級職種の人間と思われていた人の炎上騒ぎは、ほとんどは「その人の本当の知性」が実は触覚反射レベルであったのがバレた、というだけの話)

このレベルの人間は、他の人間の思想や学問を「記憶」しているだけで、本人に知性は無い。

 

次がその触覚反射に対して「ちょっと待てよ?」と考えられる人間。

(ここで最初の「最低限」の知性が現れる)

大体俺たちはこのレベル。

 

その上が、さらに「ちょっと待った」後に例えば金儲けなどの目的に沿って、「目先の損得の先にある何パターンかの結果」を考えられる人間。

(商売や仕事のプロというのはこのレベルに最低なっている人達。)

 

そして、政治家とか思想・教育・学問の専門家や企業のトップクラスの人達は、現在の出来事を理解してさらにその先の「ずっと未来への影響力」まで考える事が出来、かつそれに対する複数の要因・対応をも考えられる人間だと思う(そういう人間でなければなってはいけない職業とも)。

 

「知性」ってのはそういうもんだと俺は勝手に思っていたのだが...かの国の大統領の言葉は、ずっと「まさか一国の代表の知性が...そんなはずは無いだろ」と思っていてもどう読んでも触覚反応レベル。

ひよっとして本当に「無能」なんだろうか...

 

「表現の不自由」展とやらが愛知県で開かれたそうだが、ここの展示物を知って感じたことは「こんな品性下劣なものが「アート」なのか?」って事。

残念ながら芸大どころか美大も出ていない俺のようなボンクラには、現代美術というのは分かり難い事この上ない代物なんだけど、ジャクソン・ポロックには感動したし、バスキアキース・ヘリングなんかにも心地良いショックを受けた。

実験美術なんかも「いろいろやってるなあ...わかんないけど」程度に興味はあったが、この展示会の「ひどく下品な少女像」や「特攻隊員の寄せ書きを侮辱した代物」や「天皇の写真を燃やして灰にして踏み潰す」なんてのの「どこがアートなの?」。

これらの代物には俺はただ「作者の品性下劣な思考・感性」しか感じられないんだけど。

こういうのは相手を侮辱して攻撃するただの「プロパガンダ」であって、「アート」とは言わないんじゃないの?

長く生きて来ても、バカな俺にはわからない事ばっかりだ。

 

 

 

ああ、毎日クーラー付けっ放しだ...早く秋が来ないかなあ。