ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ピンを挿したままだと、「お先に」を外し易い?

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先日のラウンドで、わずか30センチの「お先に」パットをいきなり外した。
カップに蹴られてクルッと回って、カップインしなかった。

これは俺が久しぶりのゴルフで、ただパットが「ヘタ」なせいだろうと思っていたんだが...なんと、同じ組4人のうち3人が同じように「お先に」の距離のわずか30センチ以内を外した。
「あれ?」と思って見ていたが、いずれもピンに当たらずにカップに蹴られてくるっと外れた。

自分が外した時に感じたのは、ピンを挿したままの「お先に」パットではつい「カップとピンの隙間を狙って打っていた、という事。
つまり、「ピンに当てようとはせずにその隙間にボールを入れようとした」ために、ボール二つ分以上あるカップの大きさが、ボールとほぼ同じ大きさの「穴・隙間」になってしまい、ほんの少しラインが外れただけでカップに蹴られてしまったのだ。
これは1m以上の距離のパットだと狙いは自然にカップ全体となり、「ピンに当てること」になんの抵抗も生まれ難いが、わずか30センチの距離だと「ピンに当てる」事を本能的に避けてしまうからではないだろうか?
短いパットを外した後、その後の「お先に」の距離のパットは意識して「ピンに当てるように」するとそういう外し方はしなくなった。

多分、このルール変更までにゴルフを少し長くやっていた人は、パットでピンに当てることを無意識に避けようとするのだ。
だって、この前までは「パットでピンに当てることはペナルティ」だったんだから。

ルール変更自体は理解していても、そうした自分のゴルフの「タブー」となっていた行為は、しっかり意識していないと大事な時に顔を出す。
俺自身、競技ゴルフから離れた後で楽しんでいる「旅ゴルフ」なんかでは、普通にピンを挿したままでパットを打っていたが、その時は「お先に」の距離まで寄ったらボールをピックアップしていた。
スコアをつけないゴルフなので、もう百パーセントカップインすると思ったら打つ必要はなかったのだ。

この前のゴルフは一応「競技」だったので、ついピックアップしそうになるのを「そうだ!」と気がついて「お先に」をしたのだが...本能的に「ピンに当てるのを避けて」パットを打ってしまった。

他の二人はずっと競技を続けていたために、やはりその短いパットでつい「ピンに当てたくない」というパットをしてしまったようだ。

古いゴルフに慣れてしまった体が「本能的にピンを避けてしまう」んだから、油断するとこれはまた顔を出す。
カップインしなければならない」ゴルフをする人は、体が自然に「ピンに当てても大丈夫」と覚えるまでは、十分に意識して「お先に」パットを打った方が良さそうだ。