ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

もう半年近く経ったわけなんだが...

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気がついたら今年も5ヶ月が過ぎてしまったわけなんだけど、時の流れが速すぎるっていつものように嘆いてもしょうがない。

まあ、自分の気持ちの中には「親父が死んだ年まであと一年だ」ってのが、ずっとあってね。
本当に自分の意識は40歳あたりから時間の流れを忘れちまったようで、今の現実の年齢を確認する度にゾッとしている。
気持ちはあの当時と(流石に20代の頃から、とは言えない)変わっていない、というか成長していない...昔の論語の「三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順い、七十にして心の欲する所に従いて矩をこえず」なんてのとは、全然全く完璧に無理・不可能・無関係。

なのに、確かに俺の人生のエンドロールはもうすぐだ。
年の近い友は、少なくない数が倒れ、傷つき、亡くなって行く。
ずっと仕事を一緒にやってきた戦友たちは、ほとんどが現場を離れリタイアして違う所で第二の人生を過ごすようになった。
長い時間をかけて居心地の良い場所となった、「行きつけの」居酒屋やビアホールは全て時の彼方に消えてしまった。

なんだか自分一人がただこの場所で歳を取りながら、変わらずに仕事を続け、ゴルフを続けているような気がする。
幸い娘達はそれぞれの人生を真面目に生きているけれど、古くなった夫婦関係はまだまだ波乱含みでこの先のことは分からない。
まあ、その原因は過去の俺なんだけどね。

困ったもんだなあ...昔は自分がこの歳まで生きていられるとは思っていなかったんだけど、生きて来てみりゃただ生きているからって人生が楽じゃないのは変わりない。
いつだって俺は俺なりに真面目には生きているんだが、所詮は勝手でワガママ・意志薄弱で小心で、無責任極まりない俗物ヤローだから、人生で何か立派な事なんか出来る訳が無い。

ただ、日々の仕事はきちんとこなして、人生終末のヒッコリーゴルフを楽しんで、「これが人生さ」なんて言いながら酒飲んで...


しょうがねえなあ...
さてこの後の一年、親父の歳を超えるまでに、ヒッコリーで遊びながら、人生の断捨離始めなくちゃな。