ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

そこの若いの! ゴルフやってみないか? ...7

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さて、ボールはなんとか当たって前に飛ぶようになったとしよう...時々結構な勢いで飛んで行くボールが出たりもする。
次はともかく「コース」という広い場所で「コースボール」という奴を打ってみる経験だ。
青い空の下、緑の世界を白いボールが考えられない程遠くに飛んで行く...練習場のボールとは全然違う、その不思議な浮遊感...これが多くの者が取り憑かれる「ゴルフ」というもの。

しかし書いてみると、ラウンドする為にはなんて準備しなくてはならないものが多く、金がかかる事か...
クラブ、キャディーバッグ、靴、服装、ボール....若くて金が無い人には本当に高い敷居だと思う。

だから、出来るだけ金がかからない方向で揃える事を考えてみる。
靴や服装は、もしゴルフをやらない事に決めたら普段でも使えるものにしておく。
ボールは安いロストボールで良いし、マーカーは手持ちのコインで良いし、手袋もテンフィンガーグリップで握っているので素手でも大丈夫だろう。
ティーは安いものだし、キャップは手持ちのもので良い。
着替えを入れるボストンバッグも有り合わせのバッグで良い。

しかし、クラブとキャディーバッグが問題だ。
クラブは店外に置いてある捨て値のアイアンで良いのだが、これが玉石混淆....本当に性能も状態も最低で作られた時から初心者用として作られた安物、つまりゴルフをやる気になった時にはちゃんとしたものに買い替えなくてはならないものと、売り出した時は上級者やベテラン用にクラブ製造会社がきちんと作り込んだものが、ただ古く汚くなった為に売れなくて捨て値で置いてあるものとがある。
後者のクラブを手に入れればグリップを交換するくらいで、技術が上がっても使い続けられるし、クラブのおかげで上達する事だってある。
前者は本気になってやる気になった時には全く使えないし、逆にクラブの所為で上達が難しくなる事だってある。
ちょっとはゴルフを知っている人に相談してみると良いんだけど、いなかったら善意を信じて店の人に聞いてみると良い。

そしてラウンドするにはパターとサンドウェッジが必要....アイアンセットにサンドが含まれていれば良いんだけど、おそらくはピッチングウェッジまでのはず。
古いサンドを安く手に入れておこう。
パターも同じ、アメ横の店の2000円のパターでメジャーを獲ったゲーリー・プレーヤーがいる様に、パターは値段とは関係ない。

もし、ゴルフを始めたいと言う気持ちが少しでも強くなっていたら、4~5千円を投じてオークションで少し前の人気クラブを狙う方が良い。
アイアンもドライバーも両方で1万円あれば、それなりにちゃんとした長く使えるものが買える(人気クラブは別)。
サンドはとりあえず56度くらいのを、パターはとりあえずならピンタイプを...これならやがてマレットでもL字でも使えるから。
ボールは安いディスタンスタイプで十分...スピンより曲り難いものの方が良いし、今のボールは糸巻きの時代程劣化しないから性能は新品とほとんど変わらない。

キャディーバッグは...中古クラブ屋より町の古物屋の方が良いかも知れない。
しかし、もし買ってゴルフを始めなかったらただの大きな不燃ゴミになるしかないから悩ましい。
この辺は覚悟を決めて決断する事。

そうして準備ができたら、いよいよ初体験ラウンドなんだけど...
これも、経験者がいないと結構特殊で難しい。
とりあえずは安全と自分も他人も不愉快にならないラウンドのコツを、次回に。