ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

そこの若いの! ゴルフやってみないか? ...4

イメージ 1

なんだろう...この記事を書いている時に感じる空しさは。
なんて事を考えていたら、思い当たる事があった。
...オレは本心では、今ゴルフに触れていない20代の若者が、近いうちにゴルフを始めるなんて100%あり得ない、と感じているんだ。
20代でゴルフを始められる若者は、親なり親戚なり会社の上役や同僚なりに既にゴルフをやっているものがいて、生活にも余裕があり気持ち次第でゴルフは何時でも始められる人達だ。
対して、ゴルフに触れていない若者の大半はそんな時間も金も未来への夢も持てない状況にあって、まず絶対にゴルフなんか始める余裕は無い...ひょっとしたら生涯ゴルフなんて出来ない環境を生きるかも知れないんだ...だから空しいし口惜しい。

だから、これから何かの切っ掛けでゴルフを始められるのは、安定した定職に就いていて収入も時間もある程度自由に出来る30代から40代の人間しかいないんじゃないか?
つまりオレは20代を想定してこんな記事を書いているから空しさで一杯になる...タイトルを変えるまでもなく俺にとっては30代も40代も「そこの若いの!」ってことでは同じだから、ちょっと自分のイメージを30代以上に持って行こう...それなら、こんな記事でも何かの役に立つかもしれないし。

と前書きが長くなったけど、ゴルフのスイング。
上半身と下半身のツボを書く...こうすればゴルフスイングっぽくなる...それはこんな長いものであんな小さいボールを打つ為に、今まで苦労して来た莫大な数のゴルフバカ達がたどり着いた最善の方法なんだから、一応参考にするべき事。
大体「地面にあるものを棒切れで立ったまま横に引っ叩く」なんて動きは、人間の身体の構造からして無理がある動きなんだから、凄く違和感のある身体の動かし方になるのは当たり前という事を覚悟しておこう。

小さな動きでボールを転がす事が出来る様になったら、動きを大きくして行っていよいよボールを空中に飛ばす訳だが、「空中を飛ばそう」というイメージは全ての動きの間違いの元になるからそれをまず捨てておく。

大きな動きと言っても、練習場で打っている人達のように全身で動き回ってボールを上げようなんて踊りを踊る必要は無い。

まずゴルフのスイングというのは、「左の腕を伸ばして地面と水平になるまで」から、ボールを打ったあとに右腕が地面と水平になるまで。
それ以上もそれ以降も、考えなくていい。
格好良く終わるんじゃなくて、きちんとボールを打つ事が大事だという事を忘れない。

そのボールを正確に打つ為の、最もシンプルな腕の使い方。
バックスイングでは左手が伸びている時に、グリップは右手が上になり、肘を下に向けて構えていた右手を曲げる(たたむ)。
打ち終わったあとには、やはり右手が上になり、右手が伸びて左手は曲げる(たたむ)。
この曲げる事が大事で、これによって力を入れなくてもヘッドが走るようになる...ボールを打つのは腕ではなくてクラブの先についているヘッドの仕事。
腕はこのクラブヘッドの動きを邪魔しないようにするのが大事。
インパクトは構えたときの記憶を思い出せば良い。

上半身と一緒に動く下半身については、ポイントは膝の動き。
バックスイングで右に回る動きは右の膝が受け止める...そうしないと大きく上半身が揺れて、あの小さなヘッドをボールのところに戻すのが非常に困難になる。
ただし、「受け止める」と言っても「膝を止める」というのとは違う。
動きの中で「止める」という意識は、余計なところに力が入り動きのスムーズさを無くしてしまう。
あくまで膝の辺りで受け止めれば良い、という感覚で。
ダウンからインパクトでは、大きなパワーの流れを左の膝が受け止める。
よく「左の壁」とか言われているが、左膝がスタンス幅から出なければ適当で良い...無理に左膝を止めて受けようとすると、身体の左側が突っ張ったり右肩が下がったり、それに本当に止めてしまうと左膝を痛めてしまう。

こんな事に注意してボールを打っていると、色々な疑問も出てくるだろう。
だけど大事なのは「もっとやりたい」と思うかどうか。
とりあえずわずか何回かの練習でコースに出てみようという促成練習だから、疑問や興味が出てくれば本格的にやるのも「あり」だ。

こんなものが一応ゴルフのスイング。
ボールにこういうスイングで当たるようになれば、気持ちはいいはず。
長いドライバーを使っているけれど、結構当たるもんだろう?
そして、意外に飛ぶもんだろう?

次は「ドライバーとアイアンの違い」を。