ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

雨漏りだ!

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うちの近所にはそれほどの被害も無く、なんとか通り抜けてくれた台風18号。
台風一過の晴天のうちに、どこかでラウンドしたいと思っていた。

その為にちょっと練習でも、と乗り込んだ車のシートベルトが...「あれ?なんで濡れているんだ?」
慌てて後ろのシート周りを見てみると、2列目シート右側のカップホルダーに水が溜まっている!
「ええ!」
と周りを調べてみると、歯磨き用のカップにも水が溜まり、その辺においてあった帽子や本が水でびっしょり!
当然シートも濡れているし、床まで水で湿っている。
どこから水が入ったのかを調べていると、右中央の窓の上の部分から水がポタリ、ポタリ、と。
窓枠の上の部分が触るとぐっしょり濡れている...しかし、漏れているのは窓枠より上も...上部ベッド部分の壁際も濡れている。
キャンピングシェルの右側窓部分を見てみると、取り付け部の上側から水が入っているらしい事が判った。
これは油断だった。
今のキャンピングカーは、普通のホンダステップワゴンの屋根部分にFRP製のシェルをかぶせたもので、以前のキャンパーと比べて防水性能は格段に良いと思っていた。
FRP製のシェルは一体整形であるので、継ぎ目がない。
だから雨が車内に入り込む可能性は殆ど無いはず....以前乗っていたトラックベースに大きなホーム部分を乗せたキャンパーは、基本真っすぐな壁を組み合わせて居住空間を作っていたので、広い室内空間のかわりに全ての直線的な壁のつなぎ目に定期的に防水用のシリコンのシールド剤を充填しなければ必ず雨漏りした。
走る車の上に乗っているハウス部分は、要するに常に大きな地震に遭っている家の様なもので、どんなに丁寧にシリコンでシールドしても震動や温度差や雨風や太陽の影響ですぐに劣化して行くので、年に一度は整備する必要があった。
これが大きなキャンパーだったので、本当に時間と手間がかかる面倒な作業だった。

今のキャンパーは一体整形のキャンピングシェルで出来ているので、キャンパーとしては狭いけれど防水のシール塗り作業からは解放された、と内心油断していた。
「窓」があったのだ...シェルをくりぬいて窓の穴があけられている事をすっかり忘れていた。
外部と室内を乾かし終えたら、明日にでもホームセンターでシリコンの防水材を窓の周りとシェル説合部分に充填する。

キャンピングカーというのは、こんな問題も起きやすいのだという事を、興味がある人は知っておいた方がいい。
なにしろどこかで一夜を過ごす家なんだから、雨漏りというのは一番大きい問題となる。
もしこんな雨の中で車中泊をしている時、布団やベッドが濡れ出したり、屋根からポタリポタリと水が落ちて来たら、とても寝てなんかいられないし運転するのさえ困難になる。

本当に、出かけていないときの雨漏り発見で良かった。
被害は本3冊と帽子が二つと、タオル2本...乗せていたキャディーバッグやクラブには被害がなかった。