ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

人生最後の車(?)を考える

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先月が車検だったので、改めて今乗っているステップワゴンキャンパー(セキソーボディ製)を確認してみたら、もう乗り始めてから14年経っているとわかった。
これ以前に乗っていた、いすゞエルフ1・5トン4WDのキャンピングカーをあのディーゼル規制で乗り続けることができなくなり、止むを得ずエルフキャンパーを作ってもらったセキソーボディで1年落ちのデモカーだったこのステップワゴンキャンパーを手に入れた。
普通のミニバンに近いこのキャンパーは、中が狭いのが欠点だが、運転はエルフキャンパーに比べて非常に楽だった...それまでは主にディーゼルエンジンの車に乗っていたので、ガソリン2000ccエンジン車というのがこんなに運転が楽だとは全く知らなかった。
ただし、燃費は悪かった(市街地でリッター7キロ、高速で10キロくらいか)。

燃費は悪かったが運転自体は非常に楽(初めてのATという事もあった)だったので、主にゴルフ旅に使用して...それがもう14年も経ったのか!
不満は室内の狭さ...運転しているときは関係ないが、止まってくつろぐ時にはやはり非常に窮屈だ。
朝起きた後の着替えでも、満足に室内で立つことも出来ないので大汗をかくような有様だし。
どこかに駐車した時にも、ゆっくりコーヒを飲むための座る場所にも苦労する。
なので、うちの奥さんが「もう人生最後の車になるんだから、もう少し広い車に変えようよ」と。
少しのへそくりがあるということだが、当然その額は新車のキャンピングカーを変えるようなものではなく、俺に至っては貯金ゼロだし(笑)。

ジムニーの360ccから始まって、ランクルのBJ44、サファリのグランロード、いすゞエルフの1・5トン4WDキャンパー、ホンダスッテプワゴン2000ccキャンパー、と乗り継いで来た俺のクルマ遍歴も、「これが人生最後」の車に買い換えるか、今思案中。
自分では稼ぎも少なくなった俺の人生、15年落ちのステップワゴンキャンパーが終生の道連れだろうと自然に思っていたのだが...

買い換えるにしても金額に見合うのは、10年落ちで10万キロオーバーの走行距離の中古キャンパーくらいしかないが...探してみても、どれも「帯に短し襷に長し」で「これだ!」なんてのはありゃあしない。
図に描いたように、結局は「運転が楽」か「泊まってから楽」かの2択なのだ。
両方の条件が揃ってる奴の値段は手持ち資金の3倍以上(笑)...アホらしいくらいに無理。

まあ隣を横目で覗けば、ベンツの新型スポーツカーを買ったり、ポルシェやBMWを普通に買える方が多いのが「ゴルフ」関係の方々のブログだが、それはみなさんの人生でそれに見合う苦労や努力もされた結果の筈。
俺はやっぱり俺なりに、塗装の剥げた15年落ちのステップワゴンキャンパーが似合ってる「それなりにラッキーな人生」だと思うし、今もこんな暮らしが続けられる事をただ感謝するしかない。

運転が楽か止まってからが楽か...歳を考えりゃ、やっぱり運転が楽な方がいい...いいや、このままステップワゴンキャンパーで行こう...と今は思ってる。
それでも、暇な時にはヤフオクなんかで「掘り出し物のキャンパー」を探してみたりするけど、俺はこうして探しているだけで、十分に楽しいや。



さ、今週はいよいよ、あの「花のマスターズ」だ...まだ気が乗らないけど。