ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

3代目にするか、このまま一緒に滅びるか?

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2850km走って、車自体にはなんの問題もなかったステップワゴンベースキャンパー。
ディーゼル規制で有り金叩いて買った「初代いすゞエルフ4WDキャンパー」が乗れなくなって、急遽手に入る範囲であった中古のステップワゴンベースキャンパーを買って、もう16年になる。

停車した後の余裕が楽しみだった初代キャンパーに比べて、普通の車体にベッドをつけただけの2代目キャンパーは、非常に狭くて「とりあえず」の一時しのぎのはずだったのに...

スズキジムニーランクルBJ44・サファリグランロード・いすゞエルフトラック4wd(ジムニー以外全てディーゼル車でマニュアルシフト)と乗り継いできた俺にとって、初のオートマチック車で2000ccのガソリン車というのは、ただただ「運転が楽な車」だ。

早いうちに「もっと居住スペースに余裕のある大きなキャンパーを」という考えはずっとあったのだが、いざとなると取り回しの楽さに流されて、買い換えられずにこんなに時間が経ってしまった。
以前のように「家族4人で」という旅は難しく、ひとり旅か奥さんとの二人旅がほとんどになると、なおさら「これでもいいか・・・」という気持ちになるし。

今回、久しぶりのロング・長期ドライブをしてみると、やはり高速でも田舎の狭い道でもこのサイズで良かったという場面がほとんどだった。
山坂の多い狭い道でも大きさをもてあますことは全く無く、上り坂でのストレスも無いので想像してたよりずっと「運転疲れ」は感じなかった。

今回の旅での車のトラブルは二つ。
ひとつは行きの高速での「あわやガス欠」事件。
予定のSAでの給油が、カーナビに無かった高速分岐のために寄れなくなってしまい、おまけにその先で車線規制のための渋滞とさらにその先で事故渋滞が発生し、給油ランプがついた状態で50キロ近くを運転しなくてはならなくなった。
流石に今回はガス欠を覚悟したが、渋滞の後も時速60キロで一番左側を低速運転し...たぶん本当に空っぽ近くでやっとSAに辿り着いた。
今迄この車に給油した中で一番多い量のガソリンが入ったから、後数キロ距離があったら確実にガス欠になっていた(この運転は極力アクセルを開けないように集中していたので、凄く疲れた。)

もう一つのトラブルは、窓枠(外側の硬質プラスチックのカバー)の落下。
夜少し暑かったので上のベッド横の窓を開けて寝たのだが、朝その窓の片側を閉め忘れたまま出発してしまった。
道の駅を出て山道を走っていると、「ちょっと風を受けたな」と思った瞬間に「バンッ!」と音がして、後ろに「カラカラ」という音。
慌ててサイドミラーを覗くと、何やら物体が落ちている。
幸い朝早くで対向車も後続車も来なかったので、すぐにそこでUターンして戻る...そこで、落ちていたものを見て「窓」が落ちたのを理解する(角が少し割れていた)。
コンビニ駐車場に入って窓を見ると、風で煽られて外れ落ちたようだ。
高い位置なので外側からは手が届かず、室内から爪を割りながらも必死で取り付けるが、どうしても元どおりにははめ込めない...半分ほど無理に(力任せに)はめ込んだ後、布のガムテープでがっちり止めておく事にする。
この窓が開いたままだと、雨や風が吹き込むし高速なんかは走れないだろうから、落ちたのに気づいて拾えたことはラッキーだった。
後続車に踏まれて割れたりしたら、家までちゃんと帰って来れたか怪しいものだし、この後雨の中を室戸岬になんてとても無理だった。

というわけで、すでにあちこち壊れて塗装も剥げてボロボロ(でもエンジンは快調)の16年落ちステップワゴンベースキャンパー...(買い換えたい気持ちもあるんだけれど、金も無いし)...結局俺たちはお互い滅びるまで付き合うことになるのかねえ(笑)。