ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2012年全英オープン3日目

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三日目になっても、全然全英オープンらしくない。
風は多少あったものの、選手も観客もみんな半袖だし。

遠くに見える海は寒そうに見えるけど、コースには夏の日が差して昨日までのセーターやジャンパーを羽織った人は殆どいない。
おかげで、変なコスプレをした観客が色々出現していた。
アメコミのようなのや、裸のフラダンスおじさんとか...

応援していたB・スネデカーは途中でバタバタと崩れたが、なんとか17.18番で立て直して、最終日の望みをつなげた。
プレーが速く、上手くいっているときは畳み掛けてバーディーを取りまくる力があるんだけれど、一度つまずくと数ホールは立て直せない「お調子ゴルファー」の一面があるので、明日の流れ次第で何でもあり得るから目が離せない。

首位を走るA・スコットは、今の所崩れる要素は見つからない。
あとはメジャーの最終日に、優勝争いをしている...おまけに追いかけて来るのがT・ウッズという状況で、同じようなプレーが出来るかどうかが心配なだけ。
女性に振られてスランプに落ち行ったり、パットがおかしくなって長尺にしたりと、根が繊細な男なのでそのプレッシャーを耐えられるかが不安だ。
ただ、こういう男は一度メジャーを取れば、一気に強くなる男だと思う...もし今回全英オープンを取れれば、その後メジャーを取る回数は1個や2個じゃなくなるだろう。

タイガーは、メジャーで逆転勝利が一度もないと言う自分の歴史を覆せるか...
最終日はスネデカーとウッズ。
相性はどんなものだろうか...どちらかが潰れる可能性が非常に高い組み合わせだと思う。

G・マクドウェルとA・スコット、これはどちらも伸ばせるんじゃないか?
気合いの入りまくるG・マック、冷静に冷静にと気持ちを鎮めるA・スコット。
面白そう。

風が吹かないので期待したB・ワトソンは、伸びない...こういうイギリスのコースに慣れていないためか。
ウッズと回ったデンマークの若いオルセンが、ウッズに潰されずに伸び伸びプレーしているのに時の流れを感じる。
タイガー全盛時代は、一緒に回る殆どのゴルファーは自分のゴルフを見失い、自滅して行ったのに。
今の世界の若い強豪達は、逞しくなっている...日本のひ弱な若手たちとは以前より差が広がっているんじゃないだろうか。

さあて、あと一日。
幸い涼しい日が続いているので、朝まで見ていてもその後寝ていられるが、猛暑の夏に戻ったら寝不足でのびていたろうなあ...

明日こそ、風が吹け!(笑)。