ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ちょうど良いグリップは一分間の握手の強さ

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強すぎても弱すぎても良くない。ちょうど良いグリップは親友同士が1分間握手した時の強さだ...ビル・ゴードン。

ビル・ゴードンはクラブ専属のプロで、ツアープロとしては無名だが、レッスンプロとして多くの実績を残したとされる人物。

ここで特に大事なのが、多くのプロが言っている「グリップから力を抜け」「もっと弱く握れ」という強すぎるグリップだけではなく、「弱すぎるグリップもスイングを壊す」と言っている事だ。
ボビー・ロックの言うように、「手から滑り落ちるくらいに弱く握れ」というのは主にパターを持つ時で、普通のスイングではそれではルーズになりすぎて、上手くスイングなんて出来たもんじゃない。
「グリップの力を抜け」と言われて力を抜いたら,スイング全体がフニャフニャになってしまって、ろくにボールに当たりやしない、なんていうのはみんな経験した事があるはずだ。

こういう言葉で困るのが、それが正しいと判っていても抽象的でイメージ的で、素人には基準になる目安がないという事だ。
そこで、このビル・ゴードンの言葉。

基準は「親しい友人同士が『一分間』握手をした時の強さ」。
親しくない人との握手は、儀礼的で相手に失礼のないように、ほんのちょっと触るかどうかというくらい軽く弱いものになるか、あるいは故意に好意を演出するために強く握る事が多い。
親しい友人との握手でも、ちょっと大げさに相手が顔をしかめるくらい強く握ったりする事もあるだろう。

だが「1分間」の握手となると、顔をしかめる程強く握り続ける事は難しいだろう。
自然に、親密さと尊敬と愛情を込めた強すぎず、弱すぎずの力具合になってくるだろう。
これが理想のグリップの強さだと言うわけ。

やってみるといい。
「グリップは親しい友人と「1分間」の握手をするつもりで握る。」
・・・意外と、具体的な力の加減がわかるから。

ただし、あくまでも同性の友人との話ね。
どうしても異性の親しい友人との握手...それも1分間の握手なんぞ想像してしまうと、余計な雑念が無限に絡まり始めて、しまいには強く握ってるんだか弱く握ってるんだか判らなくなるから。

そういえば、若い頃は握力が80キロ近くあったから、同性との1分間握手でも力比べになった事が良くあったなあ...
グリップに力が入る訳だ(笑)。