ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

今だから...

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被災地の復興は、あまりにも広すぎる範囲のために、阪神大震災よりもずっと時間がかかるようだ。
その上、破綻の淵にある福島原発は一向に安定への姿が見えずに、不安だけを大きくさせて人々の上にのしかかっている。

今は何よりも、その原発の安定が重大なんだけど、それはそう簡単に収束するような問題じゃないのが判って来た。
こういう事態に、私が仕事でも遊びでも関わって来た「ゴルフ業界」が、非常に苦しい状態に追い込まれている。

地割れや地滑りなどの地震の被害そのものと、常磐道東北道をはじめとする高速道の被害、それに常磐線他の鉄道被害、それにガス・水道の被害...ゴルフコース自体が休業に追い込まれるところが増え、プラスして放射能の恐怖迄が追い討ちをかけて...
このままでは閉鎖するゴルフコースも多くなると言われている。

それに私の地方では、今日現在もいつも使っていたガソリンスタンドは休業中で、車にガソリンは入っていない。
練習場は開いているようだが、しょっちゅうある計画停電のために、開いたり開かなかったり...一度も停電が無いという地区もあるのに、うちの方はなんだか沢山ある...本当に不公平感が強い。

それでも!
ゴルフというものの火を小さくしないために、時間がある人はゴルフを再開するべきだと思う。
自粛する気持ちは非常に判るし、心から楽しめる事はないだろうし、この災害の影響を受けている人達からは白い目で見られるかもしれないが...

活動しなければ、コースの営業が成り立たなくなり、そこで働く人達が解雇され...結局ゴルフをする環境そのものが縮小されてしまう。

少し時間が経って、被災地の人々が復興して来て、やっとゴルフをする心のゆとりが生まれた時に、プレーするゴルフ場が無くなっていた、なんて事にならないように。

自分も今の仕事が一段落して、ガソリンを入れる事が出来て、被害を受けただろう両親の墓や住んでいた家を見に行く事が出来てから、久しぶりのコースに行きたいと思う。

思えばひと月くらいクラブを握っていない。