ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

年末歩き

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間もなく閉店してしまう「ゆうかり」に、もう一度行きたいという奥さんの希望で久し振りに二人で東京を歩いた。

まずは、先日パーシモンマスターズでご一緒した「YASO」さんのお店「HARE GINZA」で、カレーのランチを食べる事に。
午後1時までは混んでいるそうなので、1時半頃に銀座ソニービル裏手の「HARE GINZA」に。
小さなエレベーターを下りると、予想してたよりずっと落ち着いた味のある感じのお店。
当主のYASOさんは、この日昼間はいないという事で(家を出る前にブログを覗いた所ゴルフ場にいるような感じだった)、明るい奥さんにお会いして挨拶を..。
カレーは私がスペシャルカレー、奥さんがアースカレー。
いや、美味しい。
カレーは好きで、近所のインドカレーパキスタンカレー、バングラディシュカレー等々、いろんなカレーをよく食べるんだけれど、そのどれとも違った「都会的な」カレーという感じ。
辛さは表面的なものではなく、旨味を持った奥の深い辛さと感じて、すっかり気に入ってしまった。
...今度は家族で来ようと思う。

さて、その後「映画でも見ようか」という事になり、映画館へ。
なかなか見たい映画がなかったので、お気楽なトム・クルーズの「ナイト&デイ」を見る事に。
...明るいお気楽な何の心配もないアクション映画...たまにはこんな映画もいいでしょう(笑)。

その後ちょっとクリスマス気分の銀座をぶらぶらしてから、「ゆうかり」へ。
「いつもの」おやじさんと、あとからきた姐さんと...
相変わらず旨い「竹葉」と、名残を惜しんで顔を出す「常連」さんたちと。
イワシの刺身、ブリの刺身、卵焼きに、天婦羅、漬け物...
敬語を崩さない京都出身の姐さんと、とぼけた味が変わらない新潟生まれのおやじさんと...
自分のペースが変わらない若い女性の独り飲みや、はるばる泊まりがけでやってくる老紳士、いつも魚を差し入れる半分漁師という人や、酔ってませんと主張する大人しい酔っぱらいや...
名残惜しさを語り合い、皆それぞれの「居場所」がなくなる事を悲しんで...

「ゆうかり」では、こんな時間と空間を、しみじみ噛みしめる夜でした。