ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ゴルフ好きの濃ゆい人

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パーシモンドライバーの時代に、最後に使っていたエースドライバーがクリーブランドの「ハイジャンボ」という超ディープフェイスドライバー。
パーシモンでフェースの厚さが50ミリ、それに当時のプレシジョンのスチールシャフトで一番固かったFM8.0を装着したドライバーは、体力に自信があった時代の記念碑みたいなもの。
時代がスチールヘッドに変わる頃には、ひねるとヘッドが動いてしまう状態で危険なためにお蔵入りとなっていた。

それを、7月8月の真夏日に、徒歩で担ぎで27ホール、アイアンだけ9本以下で回るというマゾヒスチックな競技会、「アイアンマンカッップ」に全出場を誇る「レジェンド」KUROさんに直して頂くことに。
昨日、そのクラブの修理が出来上がった、というのでお礼をかねて一杯やろうという事になった。
場所は、パーシモンマスターズ主催者でもある、YASOさんのカレーのお店「HARE GINZA」。

始め3人だったのが、突然ロングアイアニスト協会会長のファルコンまつばら氏が乱入。
この4人...
(私の事は置いといて)、スキンヘッドに強面の顔と厳つい身体のファルコン氏、脅威のスタミナを秘めた巨体を誇るレジェンドKURO氏、...何とも濃い面々の顔合わせとなった。
かたやアイアンマンカップの厳しさ喜びなどを体験から熱く語り、かたやロングアイアンに命をかけた男のロマンを強く叫び、かたや目覚めてしまったゴルフへの渇望を訥々と語り...

なんとも、ゴルフの魅力、喜び、悲しみ、期待と希望、失望と落胆、意地とこだわりとプライド、実践と挑戦と我慢と狂気と熱意...よくも、まあ...

ここで話された会話は、特別でない普通のゴルファーの一部の人たちが、それこそ人生の遊びの大部分を賭けた、熱くて真面目で、突拍子が無く、遊び心で意表をついた、深くて面白いゴルフの話...

語りつつ、飲みつつ、おいしいカレーで最後は締めて、変な男4人はそれなりに満足した格好で、お店を後にしたのでした。

たまには、ゴルフのこんな濃ゆい話もいいものかも、なんてね。