ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

女王様

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今月の第3土曜日に、またいつものメンバーとのゴルフの予定がある。
もう25年続いている年4回のゴルフだ。
25年前には、2組のコンペだった。

メンバーは当時スポーツジムで出会った、男7人、女はGさん一人だけの計8人。
そのスポーツジムに来ていた女性で、25年前にはゴルフをやる人はGさんしかいなかったのだ。

男性はリタイアした人が4人、自営業で時間が割と自由になる人が3人。
Gさんは、旦那さんが責任の重い立場にある公務員で経済的には恵まれている立場にあった。
それぞれが顔見知りになり、会話をするようになると、「室内のジムだけではなく、外でゴルフを一緒にやらないか」という事になり、25年前に二組のコンペがスタートした。
当時はGさんは35歳、自営業の3人は40歳前後、リタイアした人は60代が二人と50代が二人だった。
美人で華やかな雰囲気があったGさんは、男性7人に囲まれて非常に目立つ存在になった。
「まるで7人の従者を従えた女王様みたい」と噂されたりした。
実際には純粋にゴルフを楽しんだだけで、男女の関係は誰ともなにもなかったんだけど(だから長く続いていたと自分では思っている)、25年の間に4人の男性が世を去り、今では一組だけのゴルフとなってしまった。
最年長の男性は70歳を越えていて、他の二人は60代...自分も60歳になってしまった。
スポーツジムは潰れたり経営が変わったりで、今では同じスポーツジムにいるのは二人だけだが、年4回のゴルフはずっとやめる予定はない。

また今月のゴルフでは、(年をとっていても)男性3人がナイトのように恭しく自分に付き従ってくれて、(年をとっても)自分は女王様のようにゆったりした気分でゴルフを楽しむ事だろう。

Gさんは彼らのおかげで、年に4回、女王様になる事が出来る。