ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

パターが手からずり落ちそうに..

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「パターが手からずり落ちそうになるくらい、ゆるく握りなさい」...ボビー・ロック。

これは、パットの名手と言われたボビー・ロックが、パターのグリップの力加減を聞かれた時に答えた言葉だと言う。

パターのグリップというのは古くからのイギリスの名言で「パターはひよこをつかむようにグリップせよ」だとか、英語で「Feather grip」と言うように、「弱く握る」のが確かな正解らしい。
パットが苦手とか下手という人は、例外なくグリップを強く握り過ぎているというのだが...どうなんだろう?

どうもテレビの映像や動画で見ても、或いはプロのパットを近くで見ても、グリップの力加減までは良く判らないので「へえ、そうなのか」としか言えないような。
ただ、短い距離をよく外す人を見ていると、グリップする指が白くなるほど強く握っている事が多い。
そのために、どうしてもスムーズなバックスイングができず、ヘッドが左右に揺れるような不安定な軌道を動いて、痙攣したようなインパクトでボールに当たる。
酷くなると、短い距離なのにとんでもなく強く当たったり、打った瞬間に方向も強さも違うのが自分で判ったり...
そうなると所謂「イップス」と言えるんだろうけど(高い金や生活のかかっていない素人がイップスになる訳ないと言われて来たけど、素人なりに一生懸命やっている人にそうなっている人多いと思う)。

此処はボビーロックを信じて、「パターがずり落ちない程度」にゆるく握って打ってみよう。
...私の場合はロングパターなので、右手をゆるくすればいいんだけれど...
どうも私自身は「パットが入る入らないはその日の運任せ」と思っているから、上手くならないのかも。

「ゆるく握る」...プロの世界で最近の流行とでもいえる「クロー・グリップ」なんて、指の力(特に右手の)を抜くためにあんな形になったような気もする。

...ボビー・ロックに、ある人が「全英オープンで最後の4フィートのパットを入れたら優勝出来るという時は?」と聞いた時、その答えは「その時は、もっとゆるく握りなさい」...(摂津茂和氏『不滅のゴルフ名言集」による)。

パターが苦手な人はやってみる価値あるのでは?