ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

昨日の試合

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昨日はゴルフ日和の一日だったのに、なぜかゴルフにも練習にも行かずにまったりと過ごしてしまった。

ゴルフシーズンになると自分がプレーすることの方がずっと面白くて、メジャー以外はほとんどテレビ中継は見ない自分だけれど、昨日はほんの一部だけれど中継に見入ってしまった。

誰が勝とうと興味はないや、という感じでテレビをつけたのは、まず日本女子オープン。
最終18番ホールの中継中に、横峰が伸ばしていてソン・ボベとプレーオフだという。
で、お互いに1ピン以内につけたひとホール目の18番グリーン。

こんなケースで、横峰というのは入れたのを見たことが無いなあ、なんて思っていたらやっぱりで負け。
最初のアドレスに入った時に、虫がいたみたいでボールの上を手で払う仕草をしていたが、「ああ、この子は女の子なんだなあ」と感じた。
あくまで俺の勝手な想像なんだけど(妄想ともいう)、この子には「勝負師」としての厳しさやハングリーさは無いんだろうなあ、と思えた。
普通の感覚の女の子が環境と運動神経に恵まれて、プロゴルファーになり順調に強くなっている...でも、どこかに「いつか適当な時期に区切りを付けて、違う世界で違う生き方をしたい」なんて考えているんではないだろうか。
結婚でもしてあっさり引退、なんてのがあるんじゃないかと...そんな淡白さが人気の秘密でもあると思える。

...その後に男子ゴルフ中継。
見たのは17番から。
石川が崩れてトップを追っている。
一打差で17番、ピンにつける...バーディーでトップに並ぶ。
18番、右ラフから200ヤードを7番で1メートルに。

並んでいた池田は引っ掛けて左の林の中で、万事休す。
梶川はグリーンセンターに2オン。

テレビによると18番のバーディーはまだ3人、前を行く片山は2メートルくらいにつけるが外す。
逆転で石川の優勝となったけれど、この18番で此処につけられるというのは...やはり、普通ではない「何か」を石川が持っているんだろうとしか思えない。
スターになるべく「運」とか「星」とか「流れと勢い」とか...
これは一緒に回っていた梶川が苦労して、やっとシードや賞金を稼げるようになったという話や、対抗馬といわれている池田が肝心な時に左に引っ掛ける、という「普通の」心理が理解できるのに対して、石川には技術や心理以外の力が働いているようにすら感じられる「特別さ」があるということ。

余計なことが無ければ、間違いなく彼は世界に対抗できるゴルファーになるだろう。
余計なことというのは、例の「OB事件」みたいに周りの都合で汚点を作ってしまうこと。
あんな姑息なことで、これからの経歴に泥を塗るようなまねをしてはいけないと、周りも肝に銘じることだ。

そして、もう一つ...あの尾崎が最下位に沈み、丸山もずっと下の成績で終わったという事実。
時は静かに、しかしずっしりとした重さで、流れているのだ。