ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2009年マスターズ雑感

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面白かった今年のマスターズ、その緊張感とか嵐の予感を感じさせたのが、ミケルソンのアウトでの「爆発」だったような気がする。
何時もタイガーと比較され、何時も結果として2番手にされていた男が、多分腹回りを10センチは細くして来たんだから本気だったんだろう。
6アンダー、30のアウトは圧巻だった。
それが失速したのが12番の池ポチャだけど、いくら12番とはいえプロ中のプロがあれだけ行ってはいけない方向に「引っかける」のが、ゴルフの難しさか...我々がショートアイアンでミスするんだって当たり前だな(笑)。

そして驚いたのが、近来見たことのないオーガスタのグリーンの柔らかさ。
いつもならワンバウンド目はポーンと弾むのが普通のグリーンが、その辺の普通ののコースのようにボールマークを深く残して、止まる。
速さは速いようだったけど、あれだけ深くえぐれるようなボールマークが付くなんて...。
二桁アンダーは、天候のせいよりあの柔らかいグリーンのせいだろう。
それはそれで面白いから、まあいいか...

最終日最終ホールで、優勝争いをしているプロを見守るその家族。
テレビカメラはその全員を撮す訳じゃあないんだろうけど...何を基準に選んでいるんだろう?
今回目立ったのが、48才最年長優勝を目指したケニー・ペリーの奥さんと娘さん...心配そうな奥さんと,身振り手振りで応援するまだ学生のような娘さん...多分、家では良いお父さんなんだろうなあ、と想像させる良い雰囲気があった。
そしてもう一人、よく映っていたのがチャド・キャンベルの奥さん。
今風のショートカットで美人だが、なにより目立ったのがその大きなバスト!
キャンベルがパットを外したときの悲しみ方は、そのグラマラスな身体と悲しそうな表情が何とも色っぽかったこと...キャンベルもそうだけど、あの二人の肉付きの良さって、やっぱり何時も肉食っているからなのかなあ...なんて、「ごちそう」と言えば「肉」だった、我々の貧しい食生活から来た妄想なのかしらん。

優勝したアンヘルカブレラ...首がないよなあ。
よく「なで肩」の方が方の可動範囲が広くて、ゴルフに向いている...なんて言われているけど、ノーマンは完全な「いかり肩」だし、カブレラなんて頭が肩にめり込んでいる。
でも、彼のスイングは柔らかいし、距離も出る。
これってホントは、ゴルフ史に残る「不思議」なゴルファーなんじゃない?
あのスタイル見て、普通はゴルファーなんて思わないだろ。
まだ若いから、これからどんな体型になるのやら、面白いし、怖いような気もする。
まあ、陽気なゴルフは変わらないから良いか。

もう一つ言えば、ペリーとヒューリクとジープ・ミルカ・シン...他にもいるかも知れないけれど...彼らのような「変則スイング」が目立つのって、なんだか楽しい。