ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

空を見上げよう...

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ゴルフっていうのは、地面にあるボールを打たなくちゃいけないゲームだから、下を向いてプレーするのが基本。
だから余裕のない人は、何も周りが見えないで地面だけ見て一日が終わる。

...100を切るようになって、やっとコースの風景が見えてくる。
そのころから、「ゴルフは風景のゲームである」というのがわかってくる。
練習場では全く感じない、「景色のプレッシャー」ってやつがゴルフの本質の一つだと理解するのだ。

ただ、その「景色」ってのは「コース、ホールのレイアウト」のこと。

多分その先に、もう一つ楽しみがある、と思う。

「移りゆく季節の姿」だ。
我々大部分のゴルファーは、都会に住み、あるいは都市近郊の住宅地に住んでいる。
田園に住んでいる人にしたって、いつも見慣れている風景の中にいるわけだ。

でもゴルフコースでは、どんなコースにせよ日常とは違った季節の姿を眺めることが出来る。
芝の色、木々の色、咲く花の種類、吹く風の匂い、木陰の温度の違い、等々....

そうして、地面にあるボールを見る時間が一番多いゲームであればこそ、「空」を見上げてみたい。
ついこの間までの、湧き上がる入道雲から、天空高く広がる秋の雲に替わっているはずだ。
その秋の雲の「高さ」の実感は、空の面積の広い「ゴルフ場」で見上げる空が一番感じることが出来る。

時は流れる、我々は同じではいられない。
だから、ボールを見て、景色を見て、それから空を見上げよう。
..「俺は今、生きて、遊んで、ここにいる」
って、きっと実感できるに違いない。

帰ったら、旨い酒が飲めるに違いない。