ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

考えてみりゃ、冬眠する時間がもったいない訳で..

ここ数年...下手すりゃ10年以上、冬は基本的にゴルフをしなかった。

そもそも酷い不整脈が始まったのが、数十年前の寒い12月の末の月例から。
仕事が重なって忙しく、毎日寝不足が続き、親しい人との喧嘩や別れが重なって、疲れ果てての月例参加で心臓が悲鳴をあげた。
それ以来、ちょっと無理をすると不整脈の発作が出るようになって、医者から特に心臓に負担のかかる寒い時期のゴルフをやめるように言われた。
で、もう30年くらい寒い時期(最高気温10度以下)の1〜3月のゴルフは冬眠し、ついでに同じ様に負担のかかる暑い時期(最高気温30度以上)の6月〜8月のゴルフもお休みすることとなった。

それ以前は、住んでる地域で雪が降っていても「コースは大丈夫かもしれない」なんて甘い考えで、雪道を北へと車を走らせた...(当然コースでは30センチ以上の雪が積もっていた。)
そんな情熱は不整脈が頻繁に起きるようになってすっかり消えて、競技への情熱も消え、飛距離やスコアへの拘りもなくなり、それでも楽しめる別なゴルフを見つけるまではすっかり中年自堕落不良ゴルファーになっていた。
そして数年前に無理やり見つけたのが、100年もののヒッコリークラブと糸巻きボールを使った「自分だけの」変態ゴルフ。
ただうまく打てた時の打感だけを追求するゴルフは、飛距離も出ずスピンも掛からず、ただの一枚板の鉄板のフェースの難しさに悪戦苦闘する...他人に勧めたり自慢するのも無意味で(共感する人はほとんどいなかった)、俺一人だけの「別な遊び」でしかなかった。

今年は、6月のカテーテルアブレーションの再手術以来、心臓自体の感触がすこぶる良好で多少の運動や飲酒では再発作の危険を感じない。
極度の貧血状態も、だいぶ改善して来たと自分で感じている。
「これなら、冬でも暖かい日ならゴルフ大丈夫じゃない?」

ただし、たとえ暖かい千葉・茨城でも地面は凍っているので、ちょっとでもダフったり無理をすればヒッコリーシャフトが折れる可能性は高い。
練習も全くしない今の自分に、全てのショットをボールだけ打つなんてとても無理...ならば、現代クラブ(といっても俺のクラブは全て10〜20年前のクラブで、この前御一緒したO保氏に「大叩き男さんの現代クラブは、みんなふた昔以上前のクラブです」と笑われたっけ。)で遊ぼうか?
この「現代クラブ」の意味は、俺の中ではただ「ぶっ叩いても壊れないクラブ」の意味だが、あとはこれ用のロストボールを買って...やれそうだな。

自分の歳を考えると、「俺の人生に残っているラウンド数は健康的にも経済的にもそんなに多くない」って自覚がある。
「いつやれなくなるか、分からない」のだ。

そんな残り時間の少ない俺には、冬だからと休んでいるのはあまりに勿体無い...真夏の酷暑の時期には「全く不可能」という時もあるとは思うが、冬は雪でも積もっていない限りカイロや厚着や体の準備でなんとか行ける気がする。
やれるうちが花、遊べるうちが人生...冬でもせめて月1〜2は、という思いで昨日久しぶりに練習場に行って「俺の現代クラブ」で200球ほど打ってみた。
結果、ドライバー...今じゃ全く聞かない「地クラブ」だが全然飛ばないし捕まらない、何か手持ちの違うクラブを探さなくては。
フェアウェイウッドはテーラーメイドの3番...昔はこれで250Y打っていたのに、今じゃボールが上がらん(笑)。
他のフェアウェイウッドはキャロのスチールヘッドⅡの4番7番...これはまあまあ使えそう。
アイアンは4〜PがミズノのMPなんちゃら...飛ばないけどまあまあ使える。
ウェッジも52度と58度...多分使えるだろう。
パターは何使っても変わらないから、テーラーのロングシャフトなまま。
ボールは無いので、黄色い色のロストボールを手に入れよう。

スコアにはならないだろうけど、これで冬ゴルフを遊べそうだ。
早速、新ペリアで1万円以下のオープンコンペを探して、今年は活動を開始...とりあえず12日か13日の茨城や千葉のコースで候補発見。
気温も10度くらいは行きそうだし、遅いスタートならそんなに寒くはないだろう。

よーし、よし(笑)。