ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

副作用

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入院してから2週間が経とうとしている。
見舞いは一日置きに週3回、20分ほどの面会時間を慌ただしく過ごしている。
化学療法は一週目に終わって、今週は副作用に悩まされている。
この化学療法による副作用はかなり個人差があるようだが、うちの奥さんの場合はちょっと重い方らしい。
主な症状は吐き気...病院食がほとんど吐いてしまって食べられず、なんとか食べられそうだと言う「ボーロ」とか「ビスケット」「ぬれ煎餅」「ヨーグルト」などを口にして体力を落とさないように苦労している。
そのために、こちらはマメにメールで連絡を取り、少しでも「食べられそう」と本人が言うものを買い集めて、面会の度に袋いっぱいの食料を持って行く。
味気ない病院食もふりかけや缶詰、漬物などで味に変化を付けて無理やり口にして、昨日あたりは2〜3割ほどは食べられるようになったらしい。
それでも、ちょっとの匂いなどの刺激で全部吐いてしまったりするので、吐き気止めを飲みながら食事度に毎回格闘していると言う。

この吐き気などの副作用は今週がヤマとかで、来週からはもう少しマシになって行くらしい。
心配なのは、免疫機能が下がっているこの状況で、世間であの武漢肺炎が蔓延していること。
今の彼女の免疫機能では、もしかかれば重症になるのが避けがたいとい言うので、まず面会に行く自分が感染しないように気をつけている。
買い物は客の少ない昼間の時間にさっさと済ませ、人の多い場所には一切出向かず、マスクをして外出から帰ったら手洗いを欠かさず、他人が触ったものにはなるべく接触しない。
まるで引きこもりの様な生活を心掛けている。  


あと2週間、食欲が戻って好きなものを腹一杯食べられる様になって、十分に体力を回復してから退院出来るようにしなくては。

さて、今日も持てるだけの食料を持って、これから見舞いに行く。