ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

台風19号とラグビーと

 

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12日には、台風の中心は多分うちの真上を通った。

我が家のある地域では、怖いのは風よりも圧倒的に雨...昔から水の出やすい地域ということで、ここに引っ越す時にかなり迷ったのはもう30年ほど前。

今までに何度も床下浸水までにはなった事があり、裏を流れる川はかなりやばいところまで水が増えた事が何度もあり、その度に土手のかさ上げ工事を行って来て、その土手の高さは引っ越して来た当時より2mくらい高くなっている。

今回はその繰り返しやって来た堤防工事のおかげで、なんとか堤防からの越水を食い止めることができたんだと思う...その最後の堤防工事が終わったのは昨年だったんだから、まさにギリギリのナイス工事だった。

それでも12日夜には水位が「氾濫危険水位」を超えたという事で、盛んに避難指示の放送が流されていた。

この夜は娘と共にパソコンで、刻々変わるそうした周りの川の水位の状況を見ながら、そして、すでに川に流れ込む用水路から溢れ出した水の様子を窓から頻繁にチェックしながら、の眠れない夜となった。

うちの近辺では、多量の雨が降ると川の水面が用水路の水面より高くなってしまうため、近隣に降った雨を集めてきた用水路から川へは水門を閉めて大きなポンプで送り込む事になるのだが、その送水量より雨の水量の方が多ければ、送りきれない水は用水路から溢れて家の方へと迫って来る。

そうなると、道路にはすぐに水が溢れ、下水の蓋より水嵩が高くなると下水から逃げられなくなった空気が「ゴボッゴボッ」と音を出すのですぐに分かる。

以前はこの水が我が家の床下まで侵入した事があったが、今回は玄関前の入り口の所で止まってくれた。

 

ネット上では家に近い2本の川は、いずれも「氾濫危険水位」を超えている警報が出されていたが、内水の溢れは近所の方々から聞こえてきたものの川の水が越水する事は無く、本当にラッキーだった。

緊迫した状況が一段落した後、少し寝ようと二階の俺の寝室に入った時、窓から差し込んで来たほぼ満月の月の光が信じられないくらい明るかった事に驚いた。

 

その台風の後始末が終わらないうちに、日本とスットコランドのラグビーマッチ。(台風をめぐってなんだかんだがあって、スコットランドというよりスットコランドが、かの国の印象になってしまったのが残念。)

 

この試合は面白かったが...仕事をしながら見ていて、なんだか俺が見ると相手がトライするので申し訳なくて、「縁起」を担いで後半はネットだけで観戦、なんて...俺は小心者だよな(笑)。

で、勝ったのがわかってから、再放送を缶ビールや缶チューハイ片手に観戦...これは安心して見られて、酒が美味いし心臓にもいいわ(笑)。

おかげで二日連続寝不足だ。

 

ラグビー...やる機会は高校の体育でしか無かったけれど、後年絵を描き始めた頃に、街で何度か「首が太いですねえ、うちのラグビーチームに入りませんか?」って誘われたことを思い出す。

やってみたかったなあ、そういう環境だったら...あの頃は絵を描く事と食うのに一杯一杯でそんな余裕は無かったもの。

 

ああ、関係無いけど、ネイマールをこういう試合に放り込んで見たいなあ...