ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

いや、本当にゴルフが嫌いになりそうだ・・

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天気予報は最悪だった。
が、本当の天気はもっと酷かった。

前日、いつものようにゴルフ行の際のいちばんの楽しみとしての、「ゴルフ前夜祭」をするための車中泊予定場所の道の駅に向かったのだが、帰宅ラッシュの混雑を避けるために早めに家を出た直後から激しい雨になった。
途中、抜け道の農道では前が見えないほどの横殴りの雨。
強風に車体が流され、一瞬も気を抜けない運転になる。
おまけに...おまけにだ、なんとワイパーが突然壊れて運転席側のやつが3つに分解した。
雨の中止まって、幸い車体に残っていた部品を回収するが、土砂降りのためにそこで直す方法を考えられない。
なので右のワイパーを上に上げたまま、左のワイパーだけで前を見ながら運転して、修理してくれそうな店を探す(この頃のガゾリンスタンドは無人のところばかりで、こういう時には役に立たない)。
しばらく用心しながら走ったところで少し大きな市街地に入り、やっとオートセンターなる看板を見つけて立ち寄ってみる。
雨の中、店員の女性は(若い女性だ!)三つに別れたを見た後で、なんとも簡単に組み立て直してくれた...それも無料で!

夜のささやかな宴は、屋根に当たる強い雨音の下では気持ちが盛り上がらない。
雨はずっと降り続き、朝になっても小雨が止むことはなかった。

ゴルフは懐かしい付き合いの人たちとのコンペで、同じ組の人たちともいい雰囲気で楽しいものだったんだが、ヒッコリーで遊べない近代兵器のゴルフを楽しいと感じる事はなかった。
晴れていてヒッコリーだったら、これよりずっとスコアが悪くても自分はもっと楽しんでいる、という思いが頭から離れない。
ドライバーでぶっ飛ばそうがアイアンで打ち込もうが、バーディーチャンスにつけようが、トンデモミスが出ようが...近代兵器では、心の底から楽しんではいないのだ。
もちろんそれは降り続く雨のせいも大きい...ライは悪いし、頭には防水スプレーを吹き付けた百円ショップの帽子を被り、「寒さ」さえ感じる天気のために長袖の下着に長袖のシャツ、それに防水ウィンドブレーカーを着込んで...ぬかるみの中を歩き、池のようになったバンカーや水の滲み出るフェアウェイや、泥だらけのボールでプレーを続けることは、「遊び」じゃなくて「苦行」でしかない。

午後のスタート時にハウスを出ると、なんと吐く息が白い!
時折霧雨になることはあっても、結局雨は終日降り続き、それなりに真面目にプレーして...OBは2発だったか3発だったか(ほとんど覚えていない)でバーディーなしで96!
気持ち的には、「何一つ楽しいと感じない雨のゴルフ」の記憶は、なるべく早く消し去りたいと「強く」思っているので、振り返るために頭を使いたくも無い。


ずっと以前競技に燃えていた頃は、雪が降り始めていたって、ゴルフがやりたくて家を出て白くなりだした道路をコースまで走ったというのに...

俺は、もうゴルフがそれほど好きじゃなくなったのか?
それとも雨が嫌いなだけなのか?