ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

大砲一発!の魅力

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ゴルフってヤツに始めて触れた時、一番衝撃を受けたのは何だった?

俺はまともにボールが当たったときの、その飛距離に驚いた。
当時は糸巻きボールにパーシモンの時代だったけれど、練習場でクラブの握り方と一応の振り方を教えてもらってから打ったボールは、実に気持ちの良い打感を残して「宙を浮くように」どこまでも飛んで行った。
それ迄やったどんなスポーツよりも遠くに、大した力も入らずにボールはぐんぐんと伸びて飛んで行った...方向は関係無くね。
軟式野球ソフトボールでホームランはしょっちゅう打っていたけれど、そのどんなホームランより遥かに遠くに...空中を「軽々と」飛んで行った。
もう一本打たされた7番アイアン...スチールシャフトの錆のついたヘッドの古いアイアンだったけれど、それでさえも野球場のホームラン(95~120m)を超えて飛んで行くのには本当に呆れた。

そりゃあ、嵌るさ。

それにゴルフの事を良く調べれば調べる程、それ迄のイメージにあった「金持ちジジーの棒振り遊び」から、「登山と同じ自己責任の厳しい野遊び」に印象が変わって行き、「こりゃあ、ふんどし締めてかかれば、以外と深いし面白いぞ」になって行ったんだから。

で、それから35年以上、今時のクラブを握ればやっぱり「飛ばしっこ」は捨て難い。

ただ、最近のあっちの国のプロの試合の「飛ばし屋連中」...なんだ、あいつら。
毎日毎日、物心ついたときから肉ばっかり食って来た様なヤツらのあの飛距離は!
そりゃあ、道具やボールも進化したのは判ってるよ...その結果アマチュアよりプロの方が恩恵に与っているって事もね。
でも、ドライバーでの300y越えが当たり前で、アイアンだって300y打っちまうなんて、ふざけんじゃないってんだよ。

いじけるよなあ...
「大砲一発!」は、ゴルフの大きな魅力だったんだけど、それにも限度があるってんだよ。
300yを軽く越える...なんてのは、かってのジョン・デイリーみたいに、「スイングからしてあいつは別だよ」なんて「怪物」だけなら許されると思うんだ。
普通の肉食ってるヤツらがみんな300y越えなんて、絶対に許さねえ...あれはゴルフに対する冒涜だ。

みんな当たり前にあっちこっちで大砲ぶっ放すから、大砲持ってないヤツや、大砲が錆び付いちまったヤツにはやり難いったらありゃしねえ。