ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ヒッコリー本格初ラウンドでの反省と対策

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左足首を怪我した結果、3ヶ月半振りのラウンドとなった赤城国際での漫画家コンペ。
予想外の「歩きゴルフ」となった結果、下半身の疲れが酷くて結果は残せなかった。

しかし、大昔のヒッコリーシャフトのクラブで昔の糸巻きスモールボールを打つゴルフは、実に楽しかった。
なんと言ってもショットの時に手に残る感覚、そしてまだ「壊れない状態のときの」ボールの美しい飛び...これは美しいし、意外な程いいボールになった。
(ボールについては、「古すぎて、巻いた糸ゴムがとっくに死んでいるはずの糸巻きボールと言うものが、完全に壊れるとどんな状態になるかも体験出来たが、これは後日書く)


ただ、これからもヒッコリーゴルフを楽しむ上での、はっきりとした問題点(自分にとって)が出て来た。
まず、ティーショットの問題。
ブラッシーでのハーフショットの「そーっと打ち」でティーショットをしたが、例えば強めのアゲンストの風が吹いていた場合....ちょっと右からフックで回して打って行ったが、上手く打てても手にシャフトの捻られた感覚が伝わって来て、「ヒッコリーシャフトは捩じれに弱い」と言われていた事を思い出してヒヤッとした事。
そして、軽く振って170~80yを打っていたが、その距離が急斜面である為にもう少し強めに振って距離を出さないと、と思って振ったものがフェースの変な所に当たって一瞬「折れたか?」なんて感覚になった事が2度あった事。
ショックが少ない(と思われる)糸巻きスモールボールでも、ハーフスイング以上にちょっとでも力を入れて振ると不安が一杯になるのは凄く困る。
これならば、スチールシャフトかカーボンシャフトのパーシモンドライバーを1本入れて、それでティーショットを打った方が良いかもしれない。
スチールはちょっとヒッコリーとは違い過ぎると思うので、柔らかめのカーボンシャフトのものが良いと思われる。

そしてもう一点が、結構重要な問題。
ヒッコリーアイアンのショットはフェアウェイの良い所からは特に問題なく楽しめたが、ライの悪い所...例えばディボット跡とか、深いラフだとか、サラサラの砂のバンカーにボールが行った時が大変だった。
80~100年前の古いヒッコリーアイアン...正直、何時折れたって不思議じゃない状態で、実用品と言うより飾りや資料としての価値の方が高いであろう古いクラブを、そうした「力を入れる」必要がある(ヘッドスピードを出す必要とも言える)場面で使うのはやはり躊躇する。
実際この前のラウンドでは、そうしたライの時の全てを一番丈夫そうに思えたニブリックで50y程打つか、少し深めに砂に打ち込んで対処した。
特に酷く打ち損じた場面は無かったが...ラウンドの後半で打つ度にネックが動くのが感じられた。
ラウンド後にへッドとシャフトを握って動かすと、カタカタ動くのが判る程だった。
これは修理しない限り使うのは危険な状態だ。

あれだけしっかりしていたニブリックが、こうしたライで使った事でヘッドが緩むなら、他のクラブだったら折れてしまっても不思議じゃない。

ならば、自分のヒッコリーゴルフの楽しみの統一性や美学には反するが、バンカー用と悪いライ脱出用にヒッコリーシャフトに挙動が似ている、ファットシャフトアイアンのSWと6番か7番アイアンの2本を入れておく事にしようか?
特に強いティーショットが必要な場合と、悪いライにボールが行ったときだけそうしたクラブを使用し、あとは全てヒッコリークラブで楽しむことにすれば....ヒッコリーシャフトのクラブが壊れる心配がずっと少なくなるし、そうした事で心が痛むのを経験しないで済む。


美しくはないが、良いアイデアではないだろうか...