ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

過ぎた時間とヒッコリーのドライバー

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今日は8月15日。
終戦記念日
お盆(月遅れのお盆)...お盆の休暇(夏休み)の人が多く、高速の渋滞とコミケと暑さの盛り。
そして、私の母が生まれて死んだ日。
昨日、両親と妹の墓参りに行って来た。

今年はオリンピックの真っ最中で、今日明日から仕事が再開する所が多い。
フリーの仕事には夏休みは関係なく、クーラーかけて毎日仕事。
(それにしてもオリンピックのゴルフ、まったく盛り上がり無しの中途半端な種目になった。
マチュアのみとか国別対抗戦にでもしなくては、オリンピックでやる意味が無いと思う。)

幸い今の所、熱帯夜が少ないので寝不足にはなっていない。

足の怪我は、ちょっと予想より長引いていて、普通のスイングをするとまだかなり痛い。
足首全体に痛みがあるので、今迄の様な力任せのスイングはもう出来ないかもしれない。
...ならば、と言う事で気持ちはこれからのゴルフはヒッコリー中心のゴルフに傾いている。
でも、まだまだラウンド出来そうにないし、練習場も暑すぎるし...この前2回もヘッドを飛ばして練習場に迷惑をかけてしまったので、しばらく行き辛いし...


最近はラウンド出来ないストレスで、オクで糸巻きのスモールボールを大量に集めてしまった。
全部で90個くらい...このうちラウンドで使えそうなのは70個くらいあるので、ずっとヒッコリーでやるにしても、俺の人生の残りラウンドには十分足りる数だろう。
優しく大事に打ってやるヒッコリーゴルフでは、めったにボールをなくさないし。

そしてラウンドや練習出来ない時間に、こんな風に使えそうなヒッコリークラブで遊んでいる。
この写真は、実際に2ラウンド使ったドライバーで目下のヒッコリードライバーのエース。
最初にホームで使った時に、恐る恐るのハーフスイングだったのに200y近く飛んで(と言うより転がって)、同伴の仲間の目が点になっていたヤツ。
ウォルター・ヘーゲンと書いてあるのでアメリカのモノかと思ったが、よく見るとメイドインスコットランドだった。
ソールがスチールシャフトパーシモンの初期の形と殆ど同じなので、1930~40年頃のものだろうか。
ソールにはその頃の持ち主のゴルファーの、苦闘の痕がはっきり....かなりダフリ癖があったらしく、ソールの真鍮がめくれそうに曲っている。
フェースにはラウンドがつき、後のスチールシャフトパーシモンの様なヘッドの形で、ロフトは10度くらいか...ボールを打った場所は黒く汚れていて、このクラブの歴史を語ってくれている。
グリップは、手に入れた時には巻いた皮が腐ってボロボロになっていたので、剥がして捨てて、替わりにテニスのグリップテープを巻くといい感触になった。
ネックの糸も切れたのがいくらか絡み付いているだけの状態だったので、替わりに自分で凧糸を巻いた...これは「美しくない」と不評だけど、不器用なオレにはこのくらいしか出来ないんだからしょうがない。
シャフトの長さは40インチくらいか...ヒッコリー独特のしなりに合わせて優しく振ってやると、糸巻きスモールボールは、「パシッ」と気持ちい感触を残した後、「グニョーン」と言う感じで放物線を描いて飛んで行き、結構な勢いで転がって行く。
方向もそれほどイメージと違う事無く、手持ちのヒッコリーウッドの中では自分にとっては一番使いやすいドライバーだ。

今は使えそうなウッドは(ドライバーだけではない)5本あるが、そのうち1本はなんとかフェアウェイウッドとして使えないか目下改造中。

とりあえず次の予定は、9月の5・6日に漫画家コンペ「バレンタインカップ」。
それ迄に、足が治るか...ヒッコリーゴルフが落ち着くか...