ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

悲しい...

イメージ 1

もうあの捻挫から2ヶ月。
昨日一昨日と年一度の房総方面の漫画家コンペ「漫房杯」にも参加する事が出来ず、「タコスケカップ」にも出られず、今日のブログ仲間のゴルフにも参加出来ない...まだスイングが満足に出来ないのだからしょうがないが、寂しいなあ。

季節は間もなく梅雨も開けて「真夏」となる。
最高気温が30度越えになる季節は、からだが元気でも不整脈が出やすいと言う事でなるべく避けている。
...が、2ヶ月もクラブを振っていないと、つい無意識のうちに身体がスイングの動きをしてしまう。
そして、左足に体重を乗せて捻って...「アイタタタ!」となる。

が、この2~3日は非常に快適にいられる気温が続いているので、昨日2ヶ月振りに練習場に行って来た。
普通のクラブでのスイングでは左足に体重が乗って捻る事になってしまうので、ヒッコリークラブでの「軽くハーフスイング・ハーフショット」で球感を取り戻そうと思った訳。
実際のラウンドが出来ないので、この2ヶ月の間に数本のヒッコリークラブを手に入れたり、ロフトが無いフェースが平らなウッドをフェアウェイウッドに出来ないか改造したりしていた。
その試打も兼ねての1時間打ちっ放し。

この2ヶ月で手に入れてまだ試打もしていなかったのは、ミッドアイアン1本、マッシー1本、ニブリック1本に、これは自分が思うに「博物館級」のセミロングノーズウッド1本。
本当にハーフスイングで優しく大事に1球1球打ってみる。
ニブリックは大丈夫...多少強く打ってもびくともしないが、困った事に飛距離が今迄持っている2本のニブリックとほとんど変わらない。
マッシーも大丈夫...これも多少強く打ってもがたつきも無い。

問題はミッドアイアン。
今迄持っていたのは博士に修理してもらった1本だけ。
あと1本は2~3球で折れてしまったし、オクで出る事も少ない。
それが珍しく状態が良く見えるものが出たので落札した。
来たクラブは見た目ガタツキもビビり音も無く、ヒビも見当たらない。
シャフトも曲ってないしグリップの状態もいい。
まず期待しながらも、そーっと優しくハーフショットで...1球目。
「ああっ!」....インパクトでボールに当たった衝撃を感じた途端...手元がふっと軽くなり、黒い、モノが練習場の50yの看板の手前に飛んで行った。
本当に軽く当たっただけで、たった1球で見事にポッキリと折れた...それもこうしたクラブで初めて、ネックの部分から。
練習場の係の人に訳を話して、練習場に来ていた人に練習をやめてもらって係員がヘッドを拾いに行ってくれる..大汗かいて周りで練習していた人に謝って、ヘッドを受け取る。
見ると折れたネックの所のヒッコリーの木の半分以上が変色している。
白い部分は直径の3分の1も無い...所謂木が腐っていると言う状態だ。
これじゃあ折れるのも当然だが、これは見た目じゃ判らない。
これはヒッコリーのシャフトが手に入る迄は修理は不能だろう...ニブリックやマッシーに比べて、長い距離を打つのが目的のミッドアイアンは、昔の人々もより強い力で振り回していただろうからどうしてもヒッコリーシャフトの痛みが激しく、いい状態のモノは残り難い。
多分これからも昔のミッドアイアンで状態の良いモノは、手に入れるのは難しいだろうなあ。

ウッドも一通り打ってみた。
あとでブログでも取り上げるつもりのセミ・ロングノーズのC・BRANDは2球だけ軽く打ってみた....これは、なんて言う感触だろう。
練習場のダンゴボールではあるけれど、振りやすく柔らかくなんとも言えな良い感触が手に残る。
これは壊しちゃあまりに勿体ないので、すぐに保存(笑)。
他の2本のウッドもそれなりに安定している。

そして問題のGIBSONのウッド...ヘッドは小さく、ロフトが殆ど無いくらい立っていてフェース面積も小さい。
普通に打つとボールは殆ど上がらずに強い勢いで転がって行くだけ...博士曰く「イギリスの風の強い地方では、風の中を空中を長く飛ばすより、打ってすぐに強い勢いで地面を転がして攻める方が役に立ったので、その為の転がし専用のウッドでは?」
確かに全英オープンで見る様なコースはフェアウェイが硬いのでよく転がるから、そんなクラブも必要だったかも、なんて思われる。
しかし、このままで日本で使うのは無理...ならばフェースを削ってロフトとラウンドをつけて、フェアウェイウッドとして使えないか、と考えて少しずつ改造中のクラブ。
ネックにヒビがあったが、シャフトはソール迄貫通しているのでヒビの部分に接着剤をつけ、ネックには糸を巻いて補強してした。
それをハーフスイングで調整しながら、ボールがどのくらい上がるようになったかチェックしながらだんだん強く振って行く。
何せフェースを削るとなると、削り過ぎたらもう元には戻せない為にここは慎重にチェックする必要がある。
と、5球目だったか...ハーフスイングよりは強めにインパクトして、「これで上がるか?」と思った途端に...またしても、手元が「スカ」の状態に!
ヘッドがネックに巻いた糸をなびかせながら50yの看板の向こう迄(泣)。
本何時2度目の「皆様申し訳ありません!」のヘッド拾い...ああ恥ずかしい、のああ申し訳ない...

拾ってもらったヘッドは折れてはいなかった。
写真の様に、ハマっていたシャフトがすっぽり抜けてしまったと言う事。
ヒビがあったので補修していたヘッドの方のネックが少し割れてはいたが、シャフト自体には痛みは無し。
長い時間ヘッドとシャフトを接着していた数十年前の(あるいは百年以上?)接着剤の力が無くなったのが原因なので、エポキシ等で接着すれば十分に使用は可能な状態でホッとした。
これは自分で修理出来そうだ。


ああ、2ヶ月振りの練習で、練習場で悲しい思いと恥ずかしい思い。
足首は徐々に体重をかけるようにして行くと、ある程度で激痛が来る。
その為に左足を大きくオープンに開いて構えるしか無かった。
今まで通りのスイングにはもう少し時間がかかりそうだ。

しばらくは、こんなヒッコリークラブでボチボチ遊ぶしかないのに、こんな騒ぎで...同じ練習場に顔出しし辛いなあ。