ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

友あり遠方より来る...いやあ、人生の喜びだ

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原文の「朋」と言う字が「共に学んだもの」と言う事らしいので、敢えて「友」としてこんな言葉で飾ってみた...

遠く長崎からの旅のついでに、こんな時間を共に過ごさせてくれる友人と言うのは本当に有り難いものだ。
3月の長崎ではブログ上でしか知らなかった魅力的な方々と、もう十年来の友人のように杯を酌み交わす事が出来た...そして昨日は東京は御徒町の私の古い行きつけの店...まつを氏曰く「良い居酒屋の条件は由緒正しく小汚い事」と言う条件に合った「あいちゃん」にて、5時間程の楽しい宴。

まつを氏のブログは「Site まつを 長崎個人サイト」で検索すれば見る事が出来るが、その掲示板の知的レベルは遊びから世界の裏歴史迄、私如きではとても参加不可能な高度なもの。
みなさんにも彼等の邪魔をせずに、そっと尋ねてみる事をお勧めする。

が、そのまつを氏当人は至って気楽な「真面目な職に就いている不良中年」。
その不良仲間がこれまた魅力的な「それぞれもの凄く真面目な仕事をしている遊び人」達...この日はその筆頭とも言える田屋敷酒散人氏がまつを氏のケータイにて飛び込み参加して、まつを氏と川柳風メールのやり取り。
これがあまりに面白いので(まつを氏の了解を取りたいが、彼は今日は真面目な会議に出ているので連絡不可能)、まつを氏の許可を貰えないままお借りする。

散人  「一人酒急にむせたりする散人」
まつを 「島原は遠し呼べども御徒町
散人  「妙齢の酒飲む姿夏景色」
まつを 「酒むせて一人」
散人  「分け入って引き返せない種無し散人」

一応説明しておきますと、一緒に飲めない遠い島原の散人氏は、多分美しき女性のいる店で独り酒しながらこちらの酒飲みに参加していた訳で...きっとまつを氏に煽られて酒にむせながら、寂しいので女性を口説いていたり...とか。
一句一句まつを氏が見せてくれるので、その度に3人で大笑い...ウケてました。


今回が初対面の小柄な美しい女性は、何と芸大日本画首席卒業で最近大きな賞も獲り、前途洋々たる才能豊かな方とか...
見せて頂いた作品は、とてもか弱き女性が書いたとは思えぬ様なダイナミックな迫力のあるテーマのものがいくつも...やがて日本の美術界に大きく名を残す存在になるんだろうなあと感じる。

芸大...なんて、オレには縁の無い雲の上の知らない世界。
昔広告のイラストをやっていた頃、初めての仕事の時には必ず「芸大ですか?」「それとも多摩美武蔵美?」と聞かれ、「いえ、何処も行ってません」と言うと酷く不安な顔をされ、「独学です」なんて言うと無かった事になった話もあったっけ。
人生色々・生きてく世界も色々と...別に文句は無いんだけれど、今では不思議な気がするなあ。


でも、いいもんだ、こうしてこんな酒が飲めるのは。
また次回、今度は長崎で・・・いや、機会があれば何処ででも(笑)。
時間がどんなに経っても、会えば笑って酒が飲める相手がいる...何が無くてもこれが財産。


だって
生きているうちが花だから...ってなんのこっちゃ(笑)。