ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2013年11月3日・大人の遠足2日目

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昨夜の宴会が意外に早く終わった為に、この遠足の本番のラウンドの朝に酷い二日酔いの人は誰もいなかった。
皆起きるとすぐに天気を見るが、外は青空が広がる良い天気...何のかんのと問題はあるが(笑)台風さえ〆てしまって晴れにする天下の晴れ女WT54さんのおかげか、おとといまであった降水確率60パーセントの雨予報は木っ端みじんに吹き飛んだ。

朝食をとるとすぐに車で2~3分の「憧れの」ボナリゴルフクラブに移動。
予想以上にロケーションの良いクラブハウスからコースを見ると、昨日期待はずれだった母成峠の単調な紅葉とは違う、まさに色とりどりの紅葉が広がっていた。
雲の間から日が差すと同時に驚くくらい複雑な色合いの紅葉が浮かび上がる。

早い時間のインスタートだったが、紅葉はゴルフの調子がどうのこうのを越えて気持ちを満足させる。
紅葉というのは日々変わって行く自然の姿...決してその状態が長い時間続く物では無く、最高の一瞬の美に出会うのは本当にわずかな時間のずれも許されない運次第。
ボナリゴルフクラブは10月のプレーフィーが高く、11月になるとがくんと下がる...つまり売り物の紅葉のハイシーズンは例年10月のはずなんだろう。
だから、おいちゃんがこの予約をした時に「紅葉はどうですか?」と聞いたら、「上手く行けば最後の紅葉に間に合うかもしれない」と答えたんだろう。

しかし、時の運(もしかしてゴルフの神様)は、我々に季節を遅らせてハイシーズンの最高の紅葉をプレゼントしてくれた。

コースの進行はインスタート...これが良かった。
インコースで紅葉は毎ホール色々な形で我々を楽しませてくれて、ティグランドに着く度に「おお、奇麗だ!」と言う言葉が出る。
ホールごとの変化もあり、トリッキーと言える様なホールは無く、本当に毎ホール気持ちが良い。
ショートホールもそれぞれ個性があり、それぞれが変化のある紅葉で飾られている。
ボールより、周りを眺めてうっとりしながら9ホールは終わる。

前半は同じ組にWT54さん、めいぷるさん、おいちゃんに私、後ろの組にあぶらげさん、風太さん、みずおさん、うちの奥さんの4人。
これを昼食の時に組み替えて、前が女性4人、後ろが男性4人の組にする。
ゴルフの調子はともかく、満足して生中で乾杯してからアウトコースへ。

これが良かった。
スタートホールをまわって2番のショートに着いたとたん、絶句して声が無くなる様な圧倒的な紅葉。
このコースを囲むように並ぶ山の中で、一番その色彩が奇麗な斜面が目の前に迫る。
それは自分の下手な写真でも少しはわかって頂けると思うが、その次の3番にはこの斜面の美しさとは別の谷間に広がる紅葉に圧倒される。
この3番ロングが日本で一番美しいホールと言われるのも、まさにこの時期の美しさからだろう。
この日のゴルフでは、このホールが一番集中してプレーした。
以前から、ここだけは全力でスコアを作りに行くと決めていた。
ティーショットは谷越えで残り180ヤードまで行った。
ちょっと飛び過ぎて急な左足下がりの斜面からだったが、3番アイアンで引くフックをかけて右から回して乗せようとしたがわずかにダフって、手前二つ目のバンカー。
そこからピン下1メートルにつけながら、かすりもしないただのパー。
これがやっぱり実力か...満足だけど(笑)。

他にも、アウトではコースの美しさを十分堪能出来た。
天気も青空が見え隠れして、その度に紅葉の色彩が変わり、飽きのこない変化を見せてくれて大満足。

一応ゴルフとスコアに触れておくと、変態スイングでのスイングはまだまだ安定せず、左引っ掛けフックが多発。
左のトラブルと、後半は身体が疲れておき上がるトップボールが多くなった。
またパットは微妙なものは全て外れて(3パット多発)、トータル99...やっと100を切る有様。
しかし、それでもここのゴルフには本当に満足。
まさに今までで一番奇麗な紅葉の秋を満喫出来た。

風太さんは、時折出るシャンクに苦しんでいた...スイング自体は以前よりずっと良いし、ティーショットやアイアンショットも実にいい球を打っている。
自分のゴルフを理解している彼は、このシャンク病はすぐに解決出来るだろう。
みずおさんは、初めて一緒にまわったけれど、「スコアよりゴルフを楽しむ」と言う姿勢は全面的に同意...次はクラシックアイアンでやりましょう(笑)。
おいちゃん....130キロの巨体は両膝に負担かけ過ぎ。
両足にギブスして痛み止めを打ってのラウンドは、根性と気合いは認めるけれど...それより悪化しないように本当に気をつけて下さいな。
好きなゴルフが出来なくなるよ。

あぶらげさんは以前より絶対に上手くなっている。
何よりフェアウェイウッドが上手い...下手すりゃドライバーより飛んでいるんじゃないか?
弾道も凄くいいし、距離も出るし、スイングも乱れない。
ドライバーは時々距離を欲張り過ぎて乱れるけれど、あれは「ファイターあぶらげ」の本領なのかも。

メイプルさんは、現役競技ゴルファーだから他の人とひと味違う。
ちょっと反省し過ぎだから、WT54さんのお気楽ゴルフを見習うべきかも。

WT54さんは...もうい言う事ない。
なんかね、人生を生きるごとくゴルフをやっているのか、ゴルフを遊ぶがごとく人生を行きているのか...
うちの奥さんがすっかりWT54さんのファンになってしまって、「あのひとはいいわねえ...」って。

大人の遠足、良かった。
まさに紅葉のタイミングにぴったり当たって。
うん、これからもきっといいことが起きそう、なんて気になってくる。


変態スイングも早く完成させよ...っと。