ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

パーシモンドライバーとヒッコリーシャフトアイアン

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これまた、前回に続いて「上手くなる」ための道具って訳じゃない。
むしろ、きっとスコアは悪くなると思うので、今回もスコアをゴルフの基準とされる方は読んでも役に立たないブログです。

2ヶ月ぶりの4日のゴルフ、運良く天気もよいし、同伴のお二人「風太」さんも「WT54」さんもそんな遊び心が判る方と思っていたので、半分くらいのホールはパーシモンに糸巻きボール、それに手持ちのヒッコリーアイアン2本を使って遊ぼうか、と。

でも、パーシモンのドライバーにヒッコリーシャフトのアイアン、それで糸巻きボールを打つなんて言うのは、ゴルファーとして滅多に出来ない(これから時が流れるに従って、ますます経験できなくなる)事だと思ったので、無理矢理お二人に打ってもらった...
しかし、こういうクラブは現代の最新クラブに比べると、重量・バランス・長さもグリップも違い、ましてスイングのフィーリングなんてまったく別物と言えるから、ラウンドでこんなものを打ってもらった事がお二人のゴルフのリズムを狂わせてしまったかもしれない。
特にWT54さんの崩壊した原因の一つであるような気がして、今となって反省しています。
自分の様に、どんな道具でも適当に遊んでしまうほどの(上手く使える、という意味ではない)鈍感な人間が、自分が楽しいんだから他の人も楽しいはず、なんて思っちゃいけないよなあ...本当に申し訳ない。

今回使ったパーシモン...2ヶ月ぶりだし、練習もろくにしてないので以前メインで使っていたハードな仕様のクラブはさすがにやめておいた。
DGのX-200とか、FM8・5なんてシャフトのクラブは今振れるはずが無い。
で、DG-R300のジョー・パウエルと、以前ブログに書いた「年老いた上級ゴルファーが特別に作った実質2番ソールは1番」のドライバー。

グレンオークスccのこの日の白ティーは、バックティーから見ると全て50ヤード以上前という感じだったので、近代ドライバーだとほとんどのホールが当たると突き抜けてしまう感じ。
それで、ドッグレッグホールはパーシモンドライバーでいく事にした。
1番は上手くイメージの「身体の前面だけで」打つ事が出来て、思ったより飛距離が出て残り100ヤード弱。
2番・3番では、普通使っているテーラーメードのツアースプーンでいずれもナイスショット。
が、ロングでこの日初めて普通使っているドライバーを使うと、なんと左引っかけの大トラブル。

面白い事に、この日は今の仕様のドライバーは全て左へ。
パーシモンは1回だけ、硬化したグリップのせいで右手が滑って離れてヒールショットになった。

パーシモンやスプーンでミスしないのに、なぜ最近のドライバーだとミスになるのか?
パーシモンはシャフトの長さが42・5インチ、スプーンも似たようなもの。
しかし、今まで使っていたドライバーは44インチくらい、おまけにヘッドが460ccとパーシモンの倍以上ある(スプーンもヘッドは小さい)。
この長さとヘッドの大きさが、自分がやろうとしているイメージのスイングに合わない事をはっきりと感じた。
自分の打ち方はパーシモンやスプーンくらいの長さ、ヘッドの小ささが合っている事を改めて実感。
これからは460cc・44インチなんてのより、300cc・43インチくらいのを使ってみる...という事で手持ちのクラブを探したら、ありました。
ミズノの300s・デュアルアクティブ90。
今シーズンはこれで行こう。

そして、ヒッコリーシャフトアイアン。
自分が持っているのは、120~30ヤードを打つクラブと60ヤードくらいを打つクラブの2本だが、この120~30ヤードを打つアイアンが折れてしまった。
ミスした訳ではなく、その前の2ホール150ヤード未満の残りをいずれもいい球筋でオンしていたので、そのホールの残り150ヤードを一寸強く振ったら、フォローで「ミシッ!」ときた。
シャフトを見てみると斜めに一筋ヒビが入って写真のような結果に。
WT54さんには打ってもらったが、風太さんには体験してもらえないうちに...残念。
今更ヒッコリーシャフトを取り替えて使う事も出来ないので、このクラブは置物としてでも楽しもうと思う。

ヒッコリーシャフトアイアンの、クラブ任せに振れば勝手に良いボールが飛んで行くような感覚...今の近代アイアンとはまったく違うクラブ理論をもう一寸体験したかったんだけど。

そうそう、黒トップはほぼ完璧に活躍してくれた。
ウェッジも2アイアンも、完璧なショットじゃなくても、柔らかい感触と低い弾道で楽しいゴルフの夢を見させてくれた。
今年は、もう浮気せずに、黒トップと一緒に遊ぶ事にする。