ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

GB(ゴルバカ)同士が酒飲んで...

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水曜日、ひょんな事から先日多古カントリーで飛ばしっこした3人で酒を飲んだ。

若い300ヤードヒッターのN氏と、元ボート部で身長182センチ背筋340kgオーバ-を誇るM氏と私の3人。
N氏30代、M氏40代、私60代...
なのにゴルフの話になると、声は大きくなり、身振り手振り、話はだんだん熱くなり、その行方止まるところを知らず、落ち着く方向も定まらず...

しかし、実は3人ともいわばゴルフ業界で仕事をしている情報通。
あの時、この居酒屋で回りにいた人の中にゴルフ好きがいたら、その話は酒なんか飲んでいられないような業界暴露話に聞こえただろうなあ。
...まあ、いつもの店が夏休みだったので、初めて入った空いた店での事、聞いているような人はいなかったから、まあいいか、と。

話は今年のメジャーの試合の話とか、選手の使うクラブやシャフトの話とか。
中でも面白かったのが、M氏の見せてくれたババ・ワトソンのショットの計測結果。
M氏が「普通なら、考えられない結果なんですよ」
「この数字にびっくりです」
という事で見せてもらった、ババ・ワトソンのショットのデータ。
私が気になったのは、ヘッドスピードが55なのにキャリーで348ヤード飛んでいるというところ。
はっきり言って、プロの世界で飛ばし屋と言われる人達は、このくらいのヘッドスピードの数字は普通に出す。
かって日本に来た事がある「ゴリラ軍団」の人達は皆ヘッドスピード60を越えていた。

それが55の数字でキャリーで348ヤードというのが信じられない。
(あえて言えば、私でもN氏でもM氏でも、ボールに当たるかどうかを考えないめちゃ振りをすればこの数字に近い数字は出せるだろう...が、絶対にそれで340ヤードに近いキャリーなんて出せない。)
そしてボールの回転数もそれほど多くなく、初速もそれほど凄い数字ではない。

私はこう言うデータの分析については詳しくはないが、想像してみると...ババ・ワトソンは、その190センチを軽く超える身長と長い手足を利用して、ボールにそれほどスピンを与えずにアッパーな方向に強く押し出すように打っているのではなかろうか。
最近の週刊誌で、レベルに当てているみたいな事が書いてあったけど、レベルに打ち抜けばスピンがもっとかかるんじゃないだろうか。
低スピン高弾道...それが飛ばしの大事な要素なんて言われているけど、ババ・ワトソンは正にそれなのかもしれない。

ただ、やはりあの飛距離はあの身体の大きさによる部分が大きいと思う。
腕は決して太くはないが、あの身長と腕の長さがあるからあの飛距離を生む...ちょっと我々には参考にならない要素だ。

なんて話から、ユーティリティークラブの飛距離の話や、自分のスイングの欠点話、新しい武器の調達話、ついでに有名プロの最近の裏話まではさんで、店2軒合わせて5時間以上。
5時間以上ゴルフ話が尽きないなんて、「おばちゃん同士の世間話って、よく5~6時間も続くもんだ」なんて馬鹿にして笑えないようなGB達で。

結構飲んだし、結構食べたし...ゴルフ話は勿論最後まで盛り上がったし、ラウンド並みに面白いゴルフ飲み会の夏の夜でした。