ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2012年全英オープン1日目

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今年の全英オープン初日、ロイヤルリザム&セントアンズGCは殆ど無風、おまけに雨が多かったための柔らかいグリーンで、例年になく易しい条件になったという。
特に早いスタートの組は気温も高く、遅い組のものよりかなり有利だった。

そんな中で、アダム・スコットコースレコードタイの64でホールアウトして、初日トップ。
まだまだ一日目で試合の流れは判らないが、普通に風が吹けば優勝スコアはもっと悪くなるはず。
この日の天気のような全英オープンはつまらない...明日から風が吹いて、名のあるゴルファー達が必死に己の技術の全てで立ち向かう姿を見せる全英オープンになって欲しい。

日本勢では、渋い武藤俊憲が粘って3アンダー。
こういういわば無名のプロが、この全英オープンで結果を残すことによって一皮も二皮も剥けて、歴史に名を残す強豪としてブレイクする事を期待したい...これぞ、「全英オープンドリーム」として。

「はたしてあのゴルフが全英オープンで通用するのか?」と、皆に言われているババ・ワトソンが3アンダーで回って来た。
そのアップライトなスイングで高い弾道での飛距離が売りのワトソンが、風の強い全英オープンでは通用する訳が無いと言う評判を覆せるか...強い風の中でのババ・ワトソンのゴルフを見たい。
自分では、「全てのショットを曲げて打つ」と言うワトソンなら、ひょっとすると全英オープンでもハマるかもしれないと思っている。
勿論メタメタになる可能性の方が高いだろうが、風と喧嘩させたり風を利用したりの、ワトソンの「曲げるゴルフ」が見たいのだ。
・・・そのワトソンと一緒になった、「ビリケンさんに似ている」とか言う藤本佳則プロ。
ワトソンの「音」にびっくりした、と言っていたが、よくぞあれほどの怪物と一緒で壊されないでスコアを残せた。
明日も耐えられれば、彼もブレイクする可能性が高いと思う。

そして期待された石川遼...
なんだか、最近は凄くひ弱になったような気がするのだが...
これは多分、技術よりもハートの問題で...だから余計深刻な気がする。
これ程続けて上がりホールで崩れる事を繰り返していると、いわばイップスのような気持ちになるのではないか、と。

そして、前半7ホールで4アンダーとしたタイガー・ウッズ
調子は悪いような気がする。
これほど天候条件の良い日に、これでは....以前の強かった時なら、無風でグリーンが止まるこの日のようなときは、あらゆるグリーンを狙うショットがピンにかぶって来ていた。
風が吹いて来た時に、どうなるのか...

ゴルフチャンネルだと、夕方5時から翌朝4時まで。
地上波では11時から4時まで...眠いなあ...

明日からは、「風の全英オープン」が見たい。