ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ズボンのチャックが真っすぐならスクエア

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「ズボンのチャックが真っすぐならスクエア、ボールの右を向いていたらクローズド、ボールの左を向いていたらオープン。」...ケン・ベンチュリー

1964年に全米オープンを穫り、後年レッスンプロとして名声を馳せた、ケン・ベンンチュリーの言葉。

ちゃんと自分の思った向きにセッティング出来たかどうか、アドレスした時に自分のズボンのチャックを見て判断しろ、ということ。
...実に簡単明瞭で、判りやすい。

ゴルフにはその技術の複雑さ・深さ・面白さのためか、複雑な迷路の道案内になるかのような名手達の名言・格言や、先人達の苦労して発見した言い伝えが多数存在するが、実際に現代のゴルフを楽しむ人達に役に立つ名言はそれほど多くない。
そんな言葉の中で、こういう今でも変わらない「簡単チェック法」みたいな名言は今でも誰にでも役に立つ。

試しにアドレスに入った時に、自分のズボンのチャックの向きを見てみるといい。
確かにクローズに立っているときは右を向いている。
オープンに立つと、ちゃんと左を向いている。
...真っすぐだったら、スクエアだ。
これは特に、特にビギナーに多い「無意識に右を向いてしまうゴルファー」なんかには最良のチェック法と言える。
実際にコースで見ると、自分ではスクエアに構えているつもりで、実はかなり右を向いてしまっているゴルファーは結構多い。

ただし、この名言には弱点がある。
チャックのついてない...例えばスカートの女性はチェック出来ない、ということ。
ケン・ベンチュリー自身は、「そういう場合は何か代用となるものを考えろ」と言っているのだが。
...まあ、そういう女性は何か考えて欲しい。

アドレスの度に自分のズボンのチャックをチェックする、なんてあまり格好よくはないけれど、思わぬ自分の方向の間違いを直すだけでもミスの数は少なくなるはず。
むしろ、自分の向きに間違いがないという自信が持てて、安心してスイング出来る事の効果が大きいかもしれない。

それに男ならみんな身に覚えがある、ついうっかりのチャックの締め忘れ、なんて恥ずかしいミスもなくなる。
...カッコいいフィニッシュを決めたゴルファーの、チャックが開いたままだった、なんて結構見かけるし。