ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

さよなら、エリオット後藤

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ついさっき偶然に知った。
漫画家のエリオット後藤氏が、亡くなっていたと言う。

エリオット氏とは、いけうち誠一氏の主催する漫画家コンペ「バレンタインカップ」で知り合った。
知り合ったと言っても、コンペで顔を合わせた時に挨拶を交わすくらいで、殆ど会話らしい会話をしたことはなかった。
漫画家の人達と、自分のようなイラスト・カット屋はあまり馴染むことがない。
漫画家の人達の仲間意識には、自分たちイラスト屋は入っていないようで、どうも他人行儀になって打ち解け難い(これは私自身の性格の問題もあると思うが...)。
そんなことで、彼の亡くなった事実は一週間近くたった今日になってやっと知った訳だ。

彼は私よりも長身で、細身で(私より20キロは軽くなかったか)、足が長く、ハンサムな男だった。
初めて会ったのは、バレンタインカップでいけうち氏が「今度入った若いのが飛ばすし上手いしなんで、ちょっとぎゃふんと言わしてやってくれ」と言って、同じ組にさせられた時。
場所は季美の森ゴルフクラブ
ところがこの頃の自分は、ドライバーが合わなくて調子が良くなかった...結局、まともにドライバーが当たったのはほんの2ホールだけ。
見事に返り討ちにあってしまった。

それ以来、バレンタインカップで会った時には、スコアを聞き合うようになったが、殆ど自分の負けだった。

まだ若い。
50にはずっと手前だろう。
病気の話も聞いてないし、見るからに健康的に見えた。

突然の脳梗塞だった、と聞いた。
バレンタインカップに参加しているメンバーでは5人目。

この前亡くなった沖圭一郎は、自分と同じ年だったけれど...やはり急なことだった。
人生というのは、本当に先のことは判らないものだ。
いつ終わるかは判らない人生、せめて野の花の香りをかぎながら、出来るラウンドを楽しもう。

好漢、もう一度勝負したかった、ぞ。