ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2011年全英オープン1日目

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今年最後のゴルフの祭典「全英オープン」が始まった。
4月の「花の盛りのマスターズ」ではじまり、6月の「マキロイの全米オープン」で盛り上がったゴルフトーナメントも、この「夏の終わりの全英オープン」で一区切りを迎える。

それにしても、狂気のような暑さの日本の夏と比べ、イングランドの夏というのはなんて薄ら寒いものなんだろう。
全英オープンを見る観客は、皆厚いコートやダウンジャケットを着て、マフラー迄巻いている。
近くに見える海には人影は見えず、寒そうな風と雨が吹き付けている。
ドーバー海峡を挟んだ向こう側のフランスでは、熱波に襲われているというのに...

選手達も皆セーターの上にウィンドブレーカーや、レインジャケットを着込み、寒そうにプレーしている。
ロイヤルセントジョージズGCというコースは、本当に「リンクス」のコースなんだと、改めて感じるものがある。

...この試合でも中心になるだろうマキロイは2オーバーと、大人しくスタートして行った。
明日はパープレーくらいに戻して...それから、ドラマを始めるつもりだろう。
R・ファウラー、J・デイも、それぞれパープレー、1オーバーとまあまあのスタート。
注目しているベテラン勢は、ヒメネスが4アンダーと飛び出し、カルカベッキアが1アンダー、T・ワトソンが2オーバー。
これも明日次第だが、最終日迄上位を狙う位置にいてほしい。
日本勢では池田が2アンダー、高山がパープレー、石川が4オーバー...
出場したうちの半分は予選を通ってほしいものだけど。

ちょっと気になっている選手が数名いる。
その一人がB・ワトソン。
抜群の飛距離と柔らかい小技のタッチを持ちながら、いざという時に目が泳ぐのが弱点...だが、コーチも付けずに自分で作り上げて来た、というスイングとゴルフに何か「職人」的な魅力を感じて、密かに応援している。
そして、出場資格がなかったのにコースで待ち続け、ぎりぎりで欠場者が出たために出場出来たR・バーンズ。
2アンダーで頑張っているが、その情熱とラッキーがまたJ・デイリーのようなシンデレラストーリーになるなら、これも人生ドラマ、期待してみていたい。
そして、去年のメジャーでいろいろ異なドラマを作ってくれたD・ジョンソン。
今年の全英でもまた、イーグルだの連続バーディーだの、おまけにホールインワン迄やってのけ...これもまた、何かのドラマを見せてくれそうだ。

さあ、問題は長過ぎる中継時間。
全部見るのはちょっと、なあ..