ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

残念だった有村

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アメリカ女子ツアーで戦いたいと言っている有村智恵が、トップを守っているというので3日目から中継を見ていた。

2位で追うのが超ベテランのカリー・ウェブということで、ちょっと興味があった訳なんだが..。

試合は結局3日目後半の、1メートルほどのバーディーチャンスを続けて外す、と言う事が響いて1打差の2位で終わった。
この三日目の連続のショートパット外しは、いかにも首位のプレッシャーで手が動かなくなって引っ掛けた様子だったので、最終日には多分ウェブにひっくり返されてしまうだろうと予想できた。
最終日は大崩れするかも、と思っていたんだけど、1打差の2位はあの3日目の様子から見て上出来の結果だろう。

身長は公式には159センチだが、見た目はもっと小さく見える。
力もありそうには見えないのに、ヤニ・ツエンやウェブに飛距離でもそうは負けていない。
何より凄いと思ったのがそのアイアンの正確さ。
このアイアンの正確さがなければ、2位で終わる事は不可能だったはずだ。

その有村のゴルフ...見ていて非常に興味を持ったのが、そのグリップ。
ドライバーからアイアン迄全てのクラブを、かなり短く握っている。
フェアウェイキープもグリーンオンするのも、他の二人を上回っているし、そのピンを狙う精度が凄い。
これは我々普通のおっさんゴルファーの参考になりそうな気がする。
今迄オープンコンペなどで、有村ほどグリップを短く握っているゴルファーには会った事がない。

自分でも、一時期ヘイル・アーウィンなんかの言葉に刺激されて短くグリップしていて、それなりに結果が出ていたのに、気がつくとグリップエンド一杯に握ってスイングしている。
グリップ一杯(下手すりゃ左小指がはみ出していたりする)に握って、何も結果が良い訳ではなく、むしろダフりにトップに、引っ掛けプッシュアウト、おまけにシャンク迄出ているって言うのに...

有村自体はジュニアの頃から活躍している選手なので、そのゴルフ全体を我々のゴルフと比べてもしょうがないけど、こんなグリップ一つなら参考にして試してみるのは面白いと思う。

男子プロは体力も道具も我々とは違いすぎて参考にならないけれど、あの身体の小さい女子プロがやって結果を出している事...我々でも少しは良い結果が期待できるんじゃないだろうか。