ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

過ぎて行くもの

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あれだけ強烈な暑さをもたらした夏が、もうその盛りを過ぎて行くのを感じる。
暦の上の「秋」だけではなく、身の回りのあちこちに「夏の終わり」を感じさせる瞬間が増えて来た。

酷暑とはいえ、言い換えれば生きるエネルギーに満ち満ちた日々とも言える今年の夏。
強烈な暑さは永遠に続くとも思われるほどだったけれど、セミの声がアブラゼミからニイニイゼミ、そしてヒグラシの物寂しげな鳴き声に変わって行き、いつの間にか夏の終わりにいる。
それはまるで人生の流れを見ているようで、今過ぎつつある夏を感じている自分は、遠い青春を追体験しているような錯覚に襲われる。

8月の奇跡的な涼しい日に2ラウンドしたゴルフは、前半こそそれなりに集中してプレー出来たけれど、後のハーフはやはり「夏」に負けて流してしまった。
涼しいと言っても35度以上無いだけで、ちゃんと30度はあるんだからしょうがないんだが。

まだ残暑はひと月は続くんだろうけれど、生命力に満ちた「夏」はもうその盛りを過ぎた。
実りの秋とは言うけれど、夏を最後に去って行くものも多い。
自分は夏を振り返り振り返り、来るべき季節に準備を始めよう。

梨の幸水が盛りだ。
あちこちの向日葵畑で、向日葵が咲いている。
...向日葵は太陽に向いていない、夕陽に背を向けて咲いている。