ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

人生は新ペリア?

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もう2月が終わろうとしている。
この間練習場には行ったけれども、ついにラウンドは出来なかった。

今また花粉症で、鼻のぐずぐずと目の周りの違和感が酷くなりつつあり、ラウンドする決心が出来るのかどうか非常に微妙な段階だ。
でも、ラウンド出来ない間に「ゴルフと人生」なんぞと言う、月並みであり当たり前の何の役にも立たない(でもいつも頭に浮かぶ)事柄をつらつら考えている。

そして、俺がオープンコンペに出る事に興味を持ち、楽しんでいるのは「新ペリア」という競技方法が人生に似ているからなのではないか、なんて考えにたどり着く。
もちろんスクラッチ競技を目指し、ある意味「頂点」に立つことを目指している競技ゴルファーも多いと思うが、スクラッチ競技イコール「受験戦争」「就職競争」「出世競争」に勝ち抜く「エリートを目指す人生ゲーム」なんだと思う。
やはり、子供時代、スタート時から他の有象無象(もちろん俺を含む)とは違うコースを走っている人達が殆どのように思える。
その世界は1ストロークは1ストローク、バーディーはバーディー、ボギーはボギーで結果は数字のままで、あくまで単純でシンプルで厳しい。

で、スクラッチゲームに出られない、あるいは目指すことの出来ない我々レベルのものは、人生を新ペリアで楽しむ(あるいは悲しむ)こととなる。
そう、たまにバーディーやまぐれのイーグルだってあるかもしれないが、ダボにトリプル、ダブルパーに2桁...そりゃあ波瀾万丈、アップダウンの激しさは明日のことさえわからない。
でも、いくら叩いても(といってもハンデのカットはあるけれど)そのホールがラッキーになるかアンラッキーになるかは終わってみるまでわからない。

振り返ってみれば、運が悪かったと思ったことが回り回って結果オーライとなったり、「やった!」と思ったことがまんま隠しホールで良くない結果を連れて来たり...
予想もしない結果が出ることが結構沢山あるからこそ、いくら途中で酷い状態になったとしても諦めないでプレーを続けることが出来る。
そうすりゃ、嵐の後でも晴れ間は出るし、寒い日の後には暖かい春が来る。
大叩きしても、不運を嘆いても、「これは俺のハンデホールだ」なんて気持ちを切り替えて新しいホールにまた立ち向かって行ける。
...だから、普通の凡ゴルファーには、「人生って新ペリアのオープンコンペ」だって思えない?

もし上位に入らなくても、飛び賞だってあるし、最低のスコアだってブービー賞やブービーメーカーの賞だってあるかもしれない...(参加賞だってもらえるし)。

18ホールが終わっても、結果はすぐにはわからないから、風呂に入って、パーティーで会話を楽しんで、さあそれから自分の人生の運が悪かったか良かったかを...ゆっくり味わうとしよう。

人生は新ペリア...当たるも人生、当たらぬも人生、とね(笑)。