ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

どうしようもなく

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季節は流れ...私は残る
なんて詠った詩人は誰だったか。
もう11月にもなるという季節、窓に風に吹かれた落ち葉が当たる。

一年のゴルフシーズンはもう終わりに近く、北の国では間もなく半年間のクローズに入る。
「さて、俺は今年のゴルフはどうだったろうか。」
「うまくはならずとも、より深く楽しめただろうか...」

...今週予定していたオープンコンペへの参加は、急な仕事が入って取りやめにした。
仕事の量が少ない現在ではありがたい仕事であり、参加中止は呼びかけた時に誰も参加者がいなかったのがラッキーだった。
オープンコンペは11月になったら、また探して少し参加してみるとしよう。

...そういえば、以前に仕事をしていたときからずっと送られてきていたパーゴルフが送られてこなくなった。
知り合いの編集者もいなくなり、縁の切れ目とも言う訳かな、寂しいことだけど。
まあ、その代わりにゴルフのおかげで若い人との付き合いも広がっているから、おあいこか。

新聞・出版業界の不況の折に、今でもフリーでなんとか仕事を続けていられることに感謝をして、そしてこのような「ブログ」という形で自分のゴルフに関する思いを発表できる環境に感謝をして、日々の暮らしが流れて行く。
季節の変わり目には、ふとそんなことを考える時間が多くなる。

...絵を描き始めた若い頃は、今の年まで人生が続いているなんてことは考えもしなかったし、今の年まで仕事を続けていられるなんてことも不可能としか思えなかった。

それもこれも、元はと言えば「ゴルフ」に出会ったから可能になったと思える。
ゴルフダイジェストの仕事から始まって、ゴルフ自体に熱中し、ニッカンゲンダイの連載をもらい、パーゴルフやアルバの仕事を受け、ずっとゴルフ関連のイラスト中心の仕事で食べてくることが出来た。
というより、ゴルフのイラストの仕事がなかったら、俺はイラストレーターとして食べてこられただろうか?

実は、俺は普通のプロゴルファーよりも、もっとゴルフのおかげで食べてこられた人間なのかもしれない...不思議なことに技術は全く進歩がないんだが(笑)。

秋も終わりの季節、枯れ葉を見ながら物思いに耽った格好を気取ってみても、人生は明日も続くしゴルフも厚着して寒さに文句をいいながらでも、また出かけるだろう。

空は晴れている...何の不満があるものか!...ああ、俺はゴルフに出会って良かった。