ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ショートウッドとロングアイアン

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練習場では、その差は歴然としていた。
同じ200ヤード弱の距離を、4番アイアンで狙うのと9番ウッドで狙うのと...

決してロングアイアンは嫌いじゃないんだが、4番アイアンで狙うとミスの数は9番ウッドの倍以上になるだろう。
ちょっと薄い、ちょっと開いた、ちょっと捕まえすぎた、ダフった、トップした...ボールの落下点は中々一定することがない。
それに比べると9番ウッドは、「ボールを捕まえる」ということでは圧倒的に易しく、同じ地点にボールを落とすことはずっと易しい...偶に出るミスはボールを捕まえすぎて左に行くことくらい。
ラウンドでも、穏やかな天気だったときには200ヤード弱のグリーンを狙い打ちできて、何時もボギーを打ってしまうような長いミドルホールをピンにつけて、初めてのバーディーを奪ったりも出来た。

「ずっとこれで行こう」なんて決めて、ウッド5本アイアン8本のセットで望んだパブ戦のラウンド。
...朝から吹き付ける強風の前に、ショートウッドの出番は全くなかった。
午前中に一度、午後に一度使ってみたが、高く上がるボールは風に翻弄されて、予想もつかないようなところに行ってしまう。
例えば195ヤード左のグリーンで、左からのサイドアゲンストの強風...ウッドを使った人は右グリーンのさらに右まで流されてしまう。
それを見て、4番がなかったので5番アイアンで低く抑えた球を打つと、そのボールは風の下をかいくぐり、なんとカラーまで行ってくれた。
最近やっていた6アイアンや7アイアンだけの打ち込みが、以前は得意としていたアイアンの打ち方を思い出させてくれたようで、この日の午後はパンチショットや、低いドローボール、カットしてグリーンに止めるボールなどがそれなりに打てた。
アイアンは面白い...いろんな打ち方でいろんな風に遊べる...高い球一辺倒のショートウッドよりずっと面白い。

以前は1番アイアンから入れていたり、2番アイアンからなんてのが長く続いたんだけど、暫くゴルフから離れていたために、ずっと「もう歳なんだから」と自分に言い聞かせていた...
元々ウッドよりアイアンが得意だったんだから、「歳だから」なんて言い訳してウッド増やすのはやめて...32-3才のゴルフ部出身の若者と、飛距離も正確性もいい勝負出来たんだから、全く振れなくなるまで以前のようにぶん回してコースに望もうか...

ゴルフは自然と遊ぶゲーム、風のない日にしか使えない道具で通用するはずがない。
ロングアイアン持って、風と戯れる...そんなゴルフをする気になった。