ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

チャンスは与えられた

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あとは自分の力でつかみ取るだけ。

彼が未熟だろうが、準備がどうだろうが、こういうチャンスは何度もあるものじゃない。
スーパースターになるものは、こういうときに素人だろうが玄人だろうがの予想を超える。

石川遼にチャンスを与えたのは、「キング」アーノルド・パーマーと、「球聖」ボビー・ジョーンズ。
他の事情に何があろうと、これほどのチャンスを与えられるゴルファーはそういないだろう。

普通に考えれば、「とてもそこまでいってはいない」、とか「つぶれるのが心配だ」、「みっともない結果にならなければいいが」なんて心配する状況だろう。
でもそこで我々の予想が当たるのは、我々でも想像できるだけの力しか持っていない選手の話。
まさか、優勝するとかは俺も全く思っていないが、「へえーー!そこまでやるか!」とか「ハハ、凄いことやるもんだ!」なんて驚くようなプレー振りを見てみたい。

多分、日本のツアー関係者の中には、あまり活躍して欲しくないと考えているものもいるだろう。
いきなり「アメリカツアーに通年参戦する」なんて事になったら、日本ツアーの沈下していくのは火を見るよりも明らかだから。
でも、長い目で見たら、そうなった場合は間違いなくゴルフブームは起きる。
今の男子ゴルフツアーの寂れた状況は、「世界に通用する日本人ゴルファーがいない」ということが一番の原因なんだから。

さあ、手を差し伸べてくれた、伝説のゴルファー達に対して...足を引っ張る有象無象はいるのか?
この流れに逆らう本当の敵は、どこにどのくらいいる?
きっと、これからの一番の問題は、そういう身近な敵をどう整理していくかなんだろうけど...

彼についているゴルフの女神と遼自身は、俺たちにどんな夢を見させてくれるのか?
我々は本物のスーパースターの誕生を、この目で見られることが出来るのか?
「神の子」といわれたガルシアや、「天才」といわれたジャスティン・ローズでさえ、苦労して伸び悩んだ世界最高レベルのツアーで、石川遼という我々の予想を裏切り続けてきた男は、どんな芽を出すのか?

春の楽しみが増えたなぁ...