夏は南風に乗って巨大都市東京で暖められた熱気がやって来て、毎日体温を超える気温が続く街。
クーラーを効かせた部屋から一歩出ると、まるで風呂の熱湯の中に飛び込んだような熱気に包まれる。
鼻や口から入る空気はただ熱く、体中からあっという間に汗が噴き出す。
我が家は一階の居間や仕事部屋にはクーラーを入れてあるが、二階の寝室などにはクーラーを入れていない．．．後ろ側に川があり、以前は川風が吹き抜ける為に寝室の窓を開けておけば涼しく寝られたから。
ところがここ数年（１０年くらいか）、風が吹かない夜が多くなり夜でも気温が３０度近いと言う日が多くなって来た。
どうもクーラーを効かせて寝ると言う事が健康に悪いような気がして、扇風機をつけて寝ているのだが（もちろん寝る前に冷たい缶酎ハイでの晩酌をしてね）．．．最近は頭や首筋を流れる汗で目が覚めると言う悪夢の様な酷い朝が続いている。
もちろん起きてすぐシャワーを浴びないと堪らないが、寝不足の為かすっきりしない。
仕事部屋ではすぐにクーラーをつけ、結局一日中つけっ放しにしていないと何も出来ない。
２０数年前、この家に引っ越して来る前はクーラーのない家で、タオルを頭に巻き、右手の下にはイラストを描いている紙を汗で濡らさないように何枚もの厚紙を敷いて作業をしてたっけ．．．
でも、当時は絶対にこれほど暑くはなかった。
関東地方も亜熱帯化していると言う事を実感する最近の夏だが．．．今年は特に暑くないか？
確か気象庁の長期予報では「強いエル・ニーニョが起きているので今年は冷夏」とか言ってなかったか？
これまでの天気をみてみれば、この夏はべらぼうな酷暑の夏だろう．．．
「冷夏の予報は大ハズレ」だと思うが、こんな風に正反対に大ハズレしても誰も責任とらないで済むんだからあの商売もお気楽なもんだなあ。
ああ、今日も暑さで寝不足だ。
クーラーの効いた部屋で麦酒でも飲んで昼寝がしたい．．．
