ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

HAREGINZAの忘年会

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昨日、銀座の知る人ぞ知る「ゴルフ大好き人間が集まるカレーショップ」・「HAREGINZA]の忘年会がありました。

店長の「YASO」氏は、カレーショップ経営の他に多彩な仕事をこなしつつレッスンプロの資格まで持つゴルフ人間。
当然店にはゴルフ好きを自認する方々が多数出入りして、カレーショップながら夕方からは「ゴルフサロン」とも化して、夜遅くまでゴルフ談義に花が咲く。

ゴルフだけに関して言えば、YASO氏と親しく、成田で「GolfDojo KATOU」を主催する狂気のゴルファー加藤プロも主役の一人...エンドレスのハイテンションはゴルフに対する情熱のほとばしりで実に楽しい。

そして個性強き人物として、ゴルフトゥデイが主催する真夏の狂気のコンペ「アイアンマンカップ」で連続出場記録を残して伝説となり、本来の仕事の他にクラブ調整や古酒作りなど驚く程多方面で才能を発揮されている「クロ」さん。

やはり本業の他に、「ロングアイアニリスト協会会長」であり、「BoseCaf」店長であり、クラブ工房まで開いている異相の人物ファルコン松原氏。

他に以前から私めにファットシャフトを勧めて頂いた、「日本ゴルフ昭和化計画」を推し進めている「セベケン」さんや、一本足打法の岩間プロ、色々なメーカー関係者、加藤道場の門下生などが参加してにぎやかな忘年会でした。

私の楽しみは、昨年から「クロ」さんが持って来て下さる「純米酒の古酒」。
以前は日本酒というのは、「一番美味いのは新酒の時から3ヶ月」と言うのが常識であり、それより古くなると味が落ちると言われていた。
それを半年間、決まった温度の冷所に保管して味を落ち着けたのが「ひやおろし」...これさえも「珍しい酒」とされ、何年もたった日本酒なんて蒸留酒と違って腐ってしまうか料理用に使えるかどうかであって、とても飲めたものじゃないとされていた。

それが、例えば廃線のトンネルの中の、気温が上がらずしかも一年を通して温度が安定している場所で保管すれば、「日本酒も熟成されて新酒とは違った非常に美味い酒になる」なんて聞いたのは、そんなに昔の事じゃない。
しかも、そうした酒は販売されても非常に高価だとかで、とても飲む事は出来ないと思っていた。
それがどうだ。
このクロさんて人は、自分の家で保管して美味い日本酒の古酒を使ってしまう。
昨年半信半疑で飲ませてもらった彼の古酒は、トロリとして黄みを帯びた状態になった日本酒で...非常に美味かった。
それでその一升瓶を抱え込んで殆ど一人で飲んでしまったので、今年は3本も私めの為に持って来てくれたのだとか...

1本は彼が3年以上貯蔵した「秋鹿」、もう一本は彼の行きつけの酒屋自身が3年貯蔵していたと言う「旭日」、そしてもう一本はまだ若い「奥播磨」...いずれも純米酒で、辛口で美味い酒だ。
「秋鹿」は非常に落ち着いた深い味わいになった酒で...美味い...出来れば青魚の刺身が欲しい。
酒屋が貯蔵したと言う「旭日」は、3年保存して酒の味が全面的に咲いた...というくらいの派手で美味い酒...他の人の一番人気はこの酒だった。
奥播磨」も十分に美味い酒だけど、自分的には貯蔵された日本酒の「新しい酒には無い味」と言う部分が珍しく感じて、古酒の方が気に入った。
ただ惜しいのは、カレー屋さんでの忘年会なので摘みがビールやワイン向きのもの、という所。
自分的にはこの酒はいずれもやっぱり、「海のモノ」が摘みに欲しかった...アジの刺身やイワシやサンマの刺身なんてのがあったら...多分飲み過ぎて、ひっくり返っていたろうなあ(笑)。

あっという間の2時間が過ぎて、残った日本酒をクロさんからそれぞれ頂いて、土産に担いで帰る事に。
私が持って帰ったのは「秋鹿」...まあ、ほんの少ししか残ってなかったけれど、ゆっくり魚を摘みに飲んでみたくて。

楽しい忘年会でした。

そうそう、来年は「HAREGINZA」主催の「マッチプレーコンペ」に参加する約束もしたような...