ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

旅は途上が面白い...

イメージ 1

前にも書いたけど。

旅は、目的地があると急ぎ旅になりやすい。
目的地のない旅は、せっかくの「旅の途上」が楽しめない。

やがてたどり着こうという目的地を持ちながらの、「旅の途上」が面白い。
目的地に着く事が目的でじゃない、そこまで流れて行く旅の過程が面白い。

なのに、いくら旅の途上を楽しんだつもりでも、間近に迫ってしまった目的地に気がつくと...「ああ、自分は十分に旅の途上を楽しんだだろうか」と、自分に問い質す。

もう17番ホール。
スタートした時には果てしなく遠いゴールに思えたのに、残るのはたった2ホール。
折り返し地点での反省は、いつの間にか忘れてた。
今思い出しても遅いけど、忘れたままより少しはマシだ。
もう取り返しがつかないって判っていても、あと2ホールどうしよう。
全力でバーディー・バーディーを狙ってみる?
それとも堅実に、パー・パーで?
それともボギー・ボギーが自分らしい?
あるいはギャンブル・ギャンブルで、バーディープラス大叩き?


...最近は、身体があちこち痛くって、懐はとっても寂しいし、友の姿も少なくなった。
そんな中、「俗物」を背負って生きる身は、悲劇的なアンラッキーと安っぽいラッキーに喜怒哀楽が渦を巻き、輝かしい成果には縁がなく、「悔い」も「自責」も押し込んで、結局「まあ、いいか...」で旅を続ける。
それ以上になる事は無く、それ以下になる事も多分、無い。

もう一度、この旅やり直すかと聞かれれば、やりたいような無いような。
でも、途上を楽しむ気持ちがある限り、やっぱり旅は面白い。
残りあと2ホール、十分に楽しめる。

さて、とりあえず
過ぎた事は、みんな笑ってごまかして。
,,,今日から先を楽しむか。