ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

距離計

イメージ 1

久し振りに、クラブ以外のゴルフの小道具に興味が湧いた。

今はかなりのゴルファーが使っているGPS距離計。
最近は「まだ回った事の無いコース」でプレーする事を優先している自分としては、殆どがセルフプレーという事もあり、「使いやすいもの」なら欲しい道具だった。

以前からセルフプレーを楽しむための道具としての「距離計」には興味があった。
実際に、以前はニコンやライカの高級な「レーザー距離計」を使っていた事もあったが、すぐに手放してしまった。
その理由は、かさばる事と、測れる距離が「見える場所」に限られる事だった。
それに、見えたとしても「ピンまで」を計るには、手ぶれや測距対象の小ささなどが問題になり、結構時間がかかったり確信が持てない場合も多かった。

みんなが持ち始めたGPS距離計には興味はあった。
何より、見えないピンにでも距離が判り、誤差も少なく、操作も簡単だし、持ち歩くにもかさばらない大きさのものは欲しかった...
だけど、自分にはそれを使えない大きな問題があった。

元々、目が良くて遠くまでよく見えた。
40代までは左右2・0の視力に自信を持っていた。
それが50の前後から、近くが見えにくくなくなった...というより、ピントが合わなくなった。
...はじめはそれに気がつかず、自分のイラストが下手になったなあと頭をひねる事が多くなった。
それがある日、スコア提出所に偶々置いてあった老眼鏡を何の気なしにかけてみると...「わあ!」と声が出た。
世界が(というより近くの世界が、文字が、絵が)急にはっきり見えたのだ!
自分が老眼になっていたと気がついた瞬間だった。
元々眼鏡をかけた事が無かったし、目には自信があったから、そんな事に全く気がつかなかった。

それからは、近場は全て老眼鏡のお世話になりっぱなし。
それもパソコンで作業する事が普通になってからは、順調に老眼は進んで来た。

で、友人に借りてみたGPS距離計は、肉眼では全く読めない。
使う度にポケットから老眼鏡を出して見なければならない。
その面倒臭さで、GPS距離計を使う事は諦めていた。

それが最近、新製品とやらで「声で教える」距離計が出ていると教えてもらった。
ボタンを押すだけで、グリーンセンターまでの距離を言ってくれるとか...
...これは使えるかもしれない。

値段を見ると14000円くらいという事。
使った人の評判も悪くないみたいだし。
欠点は防水でない事と、グリーンまでの距離しか判らない(ハザードまでとかは判らない)、それに帽子につけるには少し大きいんだとか。

もう少し安く...1万円を切るなら買うつもりなんだけど、微妙な値段だなあ。
本当に、色々世の中進歩するもんだと思う。
でも、伝統的なゴルフを愛する人はこんなものの使用は、絶対反対なのかな。
コースを知っている人と初めての人とのハンデが、こういった道具で少なくなるなら、良い道具だと思うんだけど。