ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

結構真面目なキリギリス

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自分の事をそう思っている。
少なくとも「アリさん」ではない。

「何時終わるか判らない人生」なんだからと、冬の蓄えもせずに真面目に遊び暮らして来た。
大借金して大きなキャンピングカーを買って、子供が学生時代の時しか出来ないんだからと、北海道をはじめ中部地方までを1週間、十日かけての流れ旅を何度もした。
特に北海道は十日以上かけて、一周旅行を2回した。
白神山地も感動的だった。
能登.北陸も、津波でやられた東北の海辺の街も感動的だった。
...そんな苦労して手に入れたキャンピングカーも、トラックと一緒くたのディーゼル規制に引っかかって手放すしかなかったが...そもそもキャンピングカーとトラックを一緒にするのがおかしいと思うんだけど。

「物より思い出」なんてことは、CMが出る遥か前から実行していた。
ゴルフも楽しんだ...仕事がらみであったから、高い会員券も買い、お金はなくなった。
それでも、仕事が続いていたのでやって来れた。
金が無い時は無いなりに(金がある時って無かったなあ)、なんとかやって来た。

そうして気がついたら、こんな年。
世間じゃあ、いわゆる「おじいちゃん」か?
自分では、頭の中は高校時代から基本的に変わってない気がするんだが。
が、しかし、世間を見渡せばこの時間は、成功するにも失敗するにも十分な時間。
同じ年くらいの人間は、成功した者は有名になったり、大金持ちになったり、会社の社長になったり...もう退職して悠々自適の人生を歩んでいたりする。
失敗した物は、生活保護を受けたり、身体を壊して入院したり、重い病気になって不自由な人生を送ったり...運・不運が道を分けた人生も多い。

自分はと言えば、とりあえず身体は問題ない(いろいろ薬は飲んでいるけど)、仕事もある、ゴルフに行く気もある、家族も元気で子猫もいるし、酒もある。
これで、何の文句があるものか。
後は死に際に気をつけさえすれば、俺の人生、感謝する事しかありゃしない。

そうそう、金曜日にラウンドして試した新兵器。
ドライバーは大外れ...吹き上がる球ばっかりでスプーンより飛びやしない。
フェアウェイに行ったのは1発だけで、それも全然飛ばないへなちょこボール...すぐにオークションで叩き売り。
そしてベン・ホーガン+1。
忘れてた...何故、以前ローンで買ったベン・ホーガン ディケイドを手放したのか。
ベン・ホーガンは、身長170センチちょっと...決して大柄ではなく、かつフックに悩まされていたので、掴まりづらくフェードが打ちやすいアイアンを作った。
それはつまり、ライ角がフラットなのだ。
身長で10センチ以上高い自分が普通に構えると、ヒールが浮いてしまう。
フラットな軌道で振れば打てるが、そうするとドライバーがおかしくなる...ライ角の調整は以前書いたように「名人」に頼まなければメチャクチャにされてしまう。
昔、それでディケイドを手放し、ライ角がいろいろあったピンアイ2+に変えたんだった...
失敗失敗...そんな大事な事を忘れていたなんて。
このアイアンは、返却するとしよう。
...でも、こんなドタバタもゴルフの楽しみの一つ。
また新兵器もいろいろ探して、楽しむゴルフを続けるとしよう。

さあ、新しい年齢の一年が始まる。