ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

太陽と月(ブロガーズコンペとオープンコンペ)

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中秋の名月の冴え冴えとした輝きを見ていて、そんなことを考えた。

先日参加したブロガーズコンペでは、そのあまりにも若く健康で、楽しさと高揚した気分に満ちた、明るく華やかな雰囲気に圧倒された。
皆ゴルフに燃えていて、流行の華やかな衣装と発売されて間もないクラブ達を持ち、週1~2回のゴルフの話題で盛り上がっている。
...この人達こそ、ゴルフ関係の週刊誌や月刊誌、あるいは新聞などの読者としてのターゲットであり、またメーカーの新発売の製品のターゲットなんだろう。
流行の道具に関心が深く、沢山のレッスンに自分の問題解決の方法を探し、トーナメントの動向にも注意を向け、自分で試したいろいろなことをブログで発表する。
そのブログで共通の話題で知り合ったブロガー同士が、距離を超えて親しい付き合いをする。
今までになかったゴルファーの大きな流れだ。
そして、それぞれの方々が安定した仕事を持ち、安定した収入があり、ゴルフを楽しむことに集中出来る環境を作っている。
もちろん、桁外れの収入のある人は別として、それぞれにゴルフを楽しむために苦労をしている部分もあるだろうとは思うけれど。

ただ、自分がこの数年楽しんでいるオープンコンペに出場するような人々とは、全然違う...そのイメージは、まるで太陽と月のようだ。
オープンコンペに出ている人達は、総じて月に一度か二度のラウンドをオープンコンペに見つけ、その時間と費用をひねり出すために傍目には滑稽な程の苦労と工夫をしている事が多い。
ただ彼等は、それさえも「ゴルフの楽しみの一つ」として、へこたれずにそれを楽しんでいるんだけれど...
ブロガーズコンペに出ている人達にも、時間や費用の捻出に非常に苦労している人はいるかもしれないが、自分にはやはり彼等は「恵まれたゴルファーの方々」と見える。
でも、そんな彼等こそが現在の日本の一般人のゴルフを盛り上げて行く「主流」の存在でもあると思う。

また、年齢も総じてオープンコンペの出場者の方が高い。
平均して、10歳から20歳くらいは高いんじゃないだろうか。
オープンコンペでも、60代、70代で企業を退職して悠々自適なゴルフライフを送る人も少数居る。
苦しいのは40代から50代の殆どの人達。
給料の中から、家のローンや生活費、子供の教育費などを引いて、自分のゴルフ費用に使える金は本当に少ないものだろう。
また、この不景気の中で収入が減少したり、仕事がなくなった人のゴルフも非常に苦しいものだろう。
ゴルフがいくら好きでも、そうしてやめて行かざるを得なくなった人々は沢山いる。

そういうオープンコンペにある雰囲気とは、全くかけ離れた明るさと希望と喜びに満ちていたのが、ブロガーズコンペだった。
太陽と月、ブロガーズコンペとオープンコンペ、そんなイメージが昨夜の中秋の名月を見ていて、頭に浮かんでいた。

自分がどちらが居心地が良いかと言えば、月のオープンコンペ、ということは間違いない。
汚れて疲れたおじさんゴルファーには、華やかなブロガーズコンペは眩しすぎて...